トムボーイ (映画)

セリーヌ・シアマによる2011年の映画

トムボーイ』(Tomboy)は、2011年フランスドラマ映画セリーヌ・シアマ監督の2作目の作品で[3]、出演はゾエ・エランフランス語版とジャンヌ・ディソンなど。 男の子として新たな人生を生きようとする10歳の少女の冒険を描いている[3]

トムボーイ
Tomboy
監督 セリーヌ・シアマ
脚本 セリーヌ・シアマ
製作 ベネディクト・クーヴルールフランス語版
出演者 ゾエ・エランフランス語版
ジャンヌ・ディソン
ソフィー・カッターニフランス語版
マチュー・ドゥミ
音楽 パラ・ワンフランス語版
撮影 クリステル・フルニエフランス語版
編集 ジュリアン・ラシュレーフランス語版
製作会社 Hold Up Films
配給 フランスの旗 Pyramide Distribution
日本の旗 ファインフィルムズ
公開 ドイツの旗 2011年2月11日BIFF
フランスの旗 2011年4月20日
日本の旗 2011年6月26日フランス映画祭
日本の旗 2021年9月17日
上映時間 82分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
製作費 €921,936[1]
興行収入 世界の旗 $4,280,325[2]
テンプレートを表示

2011年、第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門オープニング作品。

ストーリー 編集

短髪でTシャツ・短パン姿のロールは、ケンカも近所で一番強いトムボーイ(お転婆娘)だった。10才の夏休みに一家で別の町に引っ越すロール。近所の少女リザに名前を聞かれたロールは、咄嗟に「ミカエル」と男の名前を名乗ってしまった。

男子のサッカーに混じり、思い切って上半身裸になるロール。女子用の水着も、切って海水パンツに加工した。リザと親しくなり、キスをするロール。だが、リザはロールを男の子と信じているのだ。

取っ組み合いのケンカで相手を叩きのめし、親が苦情を言って来た事で、ロールが男子として暮らしていることを知る両親。新学期が始まる前に事態を解決する為に、母はロールに女の子の服を着せ、ケンカ相手やリザの家を回った。

ロールを追い詰め、取り囲む子供たち。キスしたことを皆に囃し立てられ、「気持ち悪い」と言うリザ。だが、新学期の前日、遊びに来たリザは、照れくさそうにロールに本当の名前を尋ねるのだった。

キャスト 編集

日本での上映 編集

作品の評価 編集

映画批評家によるレビュー 編集

アロシネによれば、フランスの22のメディアによる評価の平均点は5点満点中4.2点である[7]Rotten Tomatoesによれば、70件の評論のうち高評価は96%にあたる67件で、平均点は10点満点中7.7点、批評家の一致した見解は「子供時代の感情や苦難に理解を示している『トムボーイ』は、その主題を温かさと愛情を持って扱っている魅力的な映画である。」となっている[8]Metacriticによれば、20件の評論のうち、高評価は18件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均点は100点満点中74点となっている[9]

受賞歴 編集

出典 編集

  1. ^ Tomboy (2011)” (フランス語). JP Box-Office. 2022年12月28日閲覧。
  2. ^ Tomboy” (英語). The Numbers. 2022年12月28日閲覧。
  3. ^ a b トムボーイ”. WOWOW. 2022年12月28日閲覧。
  4. ^ トムボーイ:上映作品”. フランス映画祭2011公式サイト. 2016年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月28日閲覧。
  5. ^ 第20回東京国際レズビアン&ゲイ映画”. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月28日閲覧。
  6. ^ “セリーヌ・シアマ監督、『トムボーイ』主演ゾエ・エランは「逸材でした」”. cinemacafe.net. (2021年9月11日). https://www.cinemacafe.net/article/2021/09/11/74727.html 2022年12月28日閲覧。 
  7. ^ Critiques Presse pour le film Tomboy” (フランス語). AlloCiné. 2022年12月28日閲覧。
  8. ^ "Tomboy". Rotten Tomatoes (英語). 2022年12月28日閲覧
  9. ^ "Tomboy" (英語). Metacritic. 2022年12月28日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集