トリメトプリム: trimethoprim)とは、主に尿路感染症の予防や治療に使用される静菌性抗生物質(正確には合成抗菌薬)の一つ。

トリメトプリム
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
法的規制
薬物動態データ
生物学的利用能90–100%
代謝hepatic
半減期8–10 hours
排泄renal 50–60%
データベースID
CAS番号
738-70-5
ATCコード J01EA01 (WHO)
PubChem CID: 5578
DrugBank APRD00103
ChemSpider 5376
KEGG D00145
化学的データ
化学式C14H18N4O3
分子量290.32 g/mol
テンプレートを表示

作用機序

編集

トリメトプリムはジヒドロ葉酸レダクターゼを阻害し、テトラヒドロ葉酸を産生させず、DNA合成の補酵素を与えないことで細菌真菌原虫のDNA複製を阻害する。

製剤

編集

日本ではトリメトプリム単体では、病原微生物の変異による耐性獲得が多いため、厚生労働省に認可をされていない。ST合剤としてしか市販されていない。

関連項目

編集