ドストゥクカザフ語: Достықロシア語: Достык)は以前ドルージュバロシア語: Дружба=友情)と呼ばれ、カザフスタンアルマトイ州アラコル地区の村。ウシャラルの158km南東に位置し、国境を挟んだ中国側は新疆ウイグル自治区ボルタラ・モンゴル自治州阿拉山口市である。地理的にはジュンガル・アラタウ山脈の切れ目のであるジュンガル門に位置していて、歴史的にも東西の交易にとって重要な場所であった。

ドストゥク

Достық
ドストゥクの位置(カザフスタン内)
ドストゥク
ドストゥク
ドストゥクの位置(アルマトイ州内)
ドストゥク
ドストゥク
北緯45度15分08秒 東経82度29分02秒 / 北緯45.25222度 東経82.48389度 / 45.25222; 82.48389
カザフスタンの旗 カザフスタン
アルマトイ州
アラコル地区
人口
(2009年)
 • 合計 4,698人
等時帯 UTC+5

交通は道路鉄道がある。鉄道の建設は1954年にソビエト連邦と中華人民共和国によって合意され、ソ連側は1959年にはドルージュバ(ドスティク)まで完成したが、中国側は中ソ対立により蘭新線ウルムチで停止していた。しかし、その後鉄道建設は再開されて、1990年9月12日には阿拉山口まで完成し、現在はユーラシア陸橋Eurasian Land Bridge)の重要なリンクとして機能している。

両国の鉄道の軌間は、中国の標準軌(1,435mm)に対してカザフスタンは広軌(1,520mm)を採用しており、ここで鉄道車両の台車交換が行われている。2004年にはカザフスタン側に標準軌も採用する合意がなされた。また将来は、標準軌をイランゴルガーンまで伸ばす夢も話題になっている[1]

交通 編集

出典 編集

  1. ^ Synergy effects of Transkazakhstan Trunk Railway and Paris-Shanghai Rail Express

関連項目 編集