ネズミ取り必勝法

ネズミ取り必勝法』(Mouse Trouble)は、トムとジェリーの作品のひとつ。劇場公開時は『ネズミ取り虎の巻』。

ネズミ取り必勝法
Mouse Trouble
監督 ウィリアム・ハンナ
ジョセフ・バーベラ
製作 フレッド・クインビー(初公開版ではクレジット無し)
音楽 スコット・ブラッドリー
製作会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・カートゥーン・スタジオ英語版
配給 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
ロウズ・シアター
公開 アメリカ合衆国の旗 1944年11月23日
上映時間 7分8秒
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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第17回アカデミー賞短編アニメ賞受賞作品。

作品内容編集

ある日、トムに小包が届く。それは「HOW TO CATCH A MOUSE (ネズミの取り方)」という本だった。

早速、トムはこの本に書いて有る事を片っ端に試し、様々な方法でジェリーをやっつけようとするが、どれも一枚上手のジェリーには効果無く、頭を焦がされる、罠に嵌められる、目を殴られる、針を四方から刺されて蜂の巣にされる、などして逆にボコボコにされてしまう。

頭に来たトムは本を粉々に破り、最終手段としてジェリーの家の周りに沢山の爆弾を仕掛けるが、導火線に火を点けるも湿気ったかのように火がつかず、息を吹きかけているうちに大爆発が起こってしまう。気が付くと家は殆ど吹っ飛び、無傷のジェリーだけが立っていた。ジェリーが空の上を見上げると、ハープを持ちながら天に召されて行くトムの姿があった。

登場キャラクター編集

トム
ネズミを捕まえる方法が書かれた本を注文し、その小包を受け取る。早速その本に書かれた様々な方法でジェリー捕獲を試みるも、(自身が仕掛けたジェリー捕獲用の罠にトム自身が捕まる、ジェリーを隅へ追い詰めても逆に殴り返される、聴診器でジェリーの居場所を探り当て捕まえても・逆に聴診器を通して大声を出される、ジェリーの巣穴に猟銃を差し込んで発砲しても逆に自身の頭がはげてしまうなどして)ことごとくかわされ反撃を喰らってしまう。やがて「ぜんまいで動く雌ネズミの玩具」でジェリーをおびき寄せて食べようとしたが・ここでもジェリーにかわされて玩具のみを食べて飲み込んでしまい、(固い物を嚙み砕いたため)自身の歯が欠けたのを鏡で見て知ると・自暴自棄になり本を破り捨てる。最後の手段として・ジェリーの巣穴前に多数の爆弾を仕掛け爆発させるが、ジェリーではなく家を丸ごと吹き飛ばしてしまい、自身は爆発に巻き込まれ犠牲となって天に召された。
ジェリー
ネズミを捕まえる方法が書かれた本をトムと一緒に読み、やがてトムの攻撃を巧みにかわして反撃を仕掛ける(ネズミ捕りに仕掛けられたチーズは簡単に外して食べて罠をかいくぐり、大木とロープを用いた罠では・ジェリー捕獲用として仕掛けたチーズをトムの好物であるミルクとすり替え、トムがミルクを飲み始めたのを見計らってロープをほどき、罠に引っ掛けて振り回させた。自身が隅に追い詰められ絶体絶命の状況になってもひるまず、トムに殴り返した。トムが聴診器を近づけると大声を出して耳を傷めさせた。トムが自身の巣穴に猟銃を差し込むと、銃口をねじ曲げてトムの頭をはげさせた。トムがプレゼントに化けて自身を捕まえようとすると、四方から待ち針でトムをメッタ刺しした)。巣穴前の爆弾が爆発し家が丸ごと吹き飛んだのを見ると、爆発に巻き込まれたトムが犠牲となり天に召される姿を目の当たりにした。
雌ネズミ玩具
ジェリーをおびき寄せて食べようとトムがぜんまいを巻いて動かし、やがてトムに食べられバラバラになる。トムがしゃっくりをするたび「会いに来て」と繰り返し言っている。

スタッフ編集

補足編集

  • 本作品にジェリーを追いつめたトムがあべこべにやられてしまう場面があるが、そのときトムは「Don't You believe it!(「信じるなよ」という字幕が付く)」(日本語吹き替えは新版が「そんなの嘘だ!」旧版は「ふえぇ、うまく行かないもんですねー」と話す)と直接しゃべる。(トムとジェリーはアドリブカートゥーンのため、いつもは叫び声や悲鳴をあげる程度にしかしゃべらない。)スタッフ・出演者の声ではなくハリー・ラング(Harry E. Lange,1894–1953)が出演したラジオ番組"Don't You believe it!"のジングル (ラジオ)。1953年の「恐怖の白ネズミ」でも使われている。
  • トムが玩具の女の子のネズミ人形を使ってジェリーを仕留めようとする場面があるが、その人形のセリフは旧版は「あたしとデートしましょうよ」であるのに対し現在のDVDでは「いつか私に逢いに来て」となっている。人形の声を演じたのは女優・歌手のサラ・バーナー(Sara Berner。戦前から声優業も行い同年の『素敵なおさがり』ではジェリーの声も担当した。DVD収録の日本語吹替版はジェリー役のチマによる)で、日常的な台詞としては不自然さが残るものの、"Come up and see me sometime."という原語にあたる限り「デート」を排したDVD版の方が直訳に近い事が解る。
  • 旧版では、原版はおろか旧版でも殆どないトムとナレーターのやりとりがある(ナレーターが諦めさせようとするもトムは「うるさい!」と一喝する)。

外部リンク編集