ハイマーク・スタジアム

ハイマーク・スタジアム(Highmark Stadium)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州バッファロー郊外のオーチャードパークにあるスタジアムNFLバッファロー・ビルズの本拠地である。1973年開場。1998年までリッチ・スタジアム(Rich Stadium)、1999年から2015年までラルフ・ウィルソン・スタジアム(Ralph Wilson Stadium)、2016年から2019年までニューエラ・フィールド(New Era Field)、2020年から2021年までビルズ・スタジアム(Bills Stadium)という名称だった。

ハイマーク・スタジアム
Highmark Stadium

地図
施設情報
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
1 Bills Drive
Orchard Park, New York
位置 北緯42度46分25秒 西経78度47分13秒 / 北緯42.77361度 西経78.78694度 / 42.77361; -78.78694座標: 北緯42度46分25秒 西経78度47分13秒 / 北緯42.77361度 西経78.78694度 / 42.77361; -78.78694
起工 1972年4月4日
開場 1973年8月17日
所有者 エリー郡
運用者 エリー郡
グラウンド 人工芝
大型映像装置 三菱電機オーロラビジョン
建設費 2200万ドル(建設時)
設計者 HNTB
旧称
リッチ・スタジアム(1973 - 1998)
ラルフ・ウィルソン・スタジアム(1999 - 2015)
ニューエラ・フィールド(2016 - 2019)
ビルズ・スタジアム(2020 - 2021)
使用チーム、大会
バッファロー・ビルズ(1973- )
収容人員
80,020 (完成当時); 71,608 (現在)

概要 編集

NFLの規定でスタジアムの収容人員は5万人以上と定められているため、1970年のAFLからNFLへの合流に際し、本拠地のウォー・メモリアル・スタジアムが規格外となってしまった。ビルズのラルフ・ウィルソンオーナーは、シアトルタンパ(当時はチームが存在していなかった)への移転を示唆するも、エリー郡が譲らず、1972年にオーチャードパークに新スタジアムが建設されることになった[1]

当時では珍しかったスタジアムの命名権も募集し、バッファローに本社を置く食品企業のリッチ・プロダクツと25年150万ドルの契約を結び、1973年にリッチ・スタジアム(Rich Studium)として開場した。NFLバッファロー・ビルズの試合だけでなく、ドラムコーの世界大会なども行なわれた。

1999年からはバッファロー・ビルズのオーナーのラルフ・ウィルソンにちなみ、ラルフ・ウィルソン・スタジアム(Ralph Wilson Stadium)としていた。但し、依然としてスタジアムの所有権はエリー郡にあり、バッファロー・ビルズはレンタル契約により使用している。

また、2008年1月1日には、アメリカでは初めて屋外での開催となるNHLウィンター・クラシックバッファロー・セイバーズピッツバーグ・ペンギンズ戦が行われた(NHL全体ではカナダエドモントンコモンウェルス・スタジアムで試合が開催された例がある)。

2012年、バッファロー・ビルズとリース契約を10年延長した[2]

2016年8月には、バッファローに本社を置くキャップメーカーのニューエラ・キャップ・カンパニーが命名権を取得し、ニューエラ・フィールド(New Era Field)となった[3]

2020年7月15日、ニューエラからのネーミングライツ契約の終了の申し出により、7月24日でスタジアム名を変更することになった。なお、ビルズは新しいネーミングライツ先が決まるまで、暫定措置としてビルズ・スタジアムとすることを発表した。2021年3月29日、健康保険企業のハイマーク・ブルークロス・ブルーシールド・オブ・ウエスタン・ニューヨーク英語版と10年間の命名権を締結し、新たなスタジアム名をハイマーク・スタジアムとすることを発表した[4][5]

風が強いことでも知られており、これまでこのスタジアムを本拠地とするビルズのプレースキッカーでプロボウルに選出されたのは、1988年のスコット・ノーウッドただ1人である[6]

 
ラルフ・ウィルソン・スタジアム時代のパノラマビュー(2014年9月)

脚注 編集

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

先代
初開催
NHLウィンター・クラシック開催地
2008年
次代
リグレー・フィールド