ハジロオーストラリアムシクイ

ハジロオーストラリアムシクイ(学名:Malurus leucopterus)は、スズメ目オーストラリアムシクイ科に分類される鳥類の一種。

ハジロオーストラリアムシクイ
大陸産亜種のオス
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: オーストラリアムシクイ科 Maluridae
: オーストラリアムシクイ属 Malurus
: ハジロオーストラリアムシクイ
M. leucopterus
学名
Malurus leucopterus
Dumont, 1824
和名
ハジロオーストラリアムシクイ
英名
White-winged Fairy-wren
亜種
  • M. l. leucopterus : ダーク・ハルトフ島亜種
  • M. l. leuconotus : 大陸亜種
  • M. l. edouardi : バロウ島亜種
ハジロオーストラリアムシクイの分布図
ハジロオーストラリアムシクイの分布図

分布

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オーストラリアのスピニフェックスや塩湖周辺草地、海岸地帯の草地などの比較的乾燥した地域に生息し、ダーク・ハルトフ島、バロウ島の灌木地帯に生息している[2]

分類

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オーストラリア固有種で、3亜種が確認されている[2]。最初に確認されたのは、ダーク・ハルトフ島亜種M. l. leucopterusで、1818年に発見された。その後、大陸亜種M. l. leuconotusが1865年に確認された。最後に、1901年にバロウ島亜種M. l. edouardiが確認された。

  • M. l. leucopterus:基亜種であるダーク・ハルトフ島亜種。
  • M. l. leuconotus:大陸亜種。
  • M. l. edouardi:バロウ島亜種。

形態

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大陸亜種と、他の2亜種では羽毛の色が全く違う。ダーク・ハルトフ島亜種およびバロウ島亜種のオスは、全体が黒色で雨覆が白色である。一方で、大陸亜種のオスは体色は青色からコバルトブルーで雨覆いが白い。ただし、大陸亜種にもまれに黒みを帯びた青色の個体、もしくは部分的に黒色になった個体が現れることがある。また、メスは3亜種とも明るい茶色で尾羽が淡い青色をしている。

体長は12~13cmで、バロウ島亜種が、亜種の中で最も小さい[2]

生態

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食性は雑食性であるが、主な餌は昆虫で、小さなガや、イモムシ、クモなどを捕食する。その他、果実や種、サンファイアの若い根などを食べる。

脚注

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  1. ^ BirdLife International (2004). "Malurus cyaneus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2006. International Union for Conservation of Nature. 2006年5月9日閲覧 Database entry includes justification for why this species is of least concern
  2. ^ a b c Michael Morcombe,Field Guide to Australian Birds, Steve Panish Publishing, 2004, ISBN 9781740215596
  • Michael Morcombe,Field Guide to Australian Birds, Steve Panish Publishing, 2004, ISBN 9781740215596
  • Egerton, L. ed. 2005. Encyclopedia of Australian wildlife. Reader's Digest ISBN 9780864491183