ハルツ狭軌鉄道ドイツ語: Harzer SchmalspurbahnenまたはHSB)はドイツハルツ山地で主に保存鉄道を保有・運営する鉄道会社である。ハルツ狭軌鉄道にはノルトハウゼンヴェルニゲローデを結ぶ延長60.5kmのハルツ鉄道線(Harzquerbahn)・ハルツ鉄道線のアイスフェルダー・タールミューレ駅とクヴェードリンブルクを結ぶ延長43.3kmのセルケ渓谷鉄道線(Selketalbahn)・ハルツ鉄道線のドライ・アネン・ホーネ駅とブロッケン山の山頂を結ぶ延長19.0kmのブロッケン鉄道線(Brockenbahn)のいずれもメーターゲージの3路線がある。このうち通勤通学用に用いられているのはノルトハウゼン近郊でコンビーノ・デュオを使ってノルトハウゼン市電との直通運転を行っている区間だけでその他は観光路線である。

ハルツ狭軌鉄道
運行されるタンク機関車
運行されるタンク機関車
基本情報
ドイツの旗 ドイツ
所在地 ハルツ山地
起点 ヴェルニゲローデ[1]
終点 ブロッケン
開業 1993年
路線諸元
路線距離 140.4km
軌間 1000mm
路線図
緑色:ブロッケン鉄道線
青色:ハルツ鉄道線
赤色:ゼルケ渓谷鉄道線
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歴史 編集

ブロッケン山は東西冷戦中には軍事的な要衝だったが、ドイツ再統一後には観光地として賑わう様になり、1993年2月1日に開通した。山頂はレーダー博物館になっている[2]

運行 編集

ハルツ山地を走行しており、観光客向けの蒸気機関車による列車の運行だけでなく気動車による列車も運行される。

ギャラリー 編集

出典 編集

  1. ^ 櫻井寛『今すぐ乗りたい!「世界名列車」の旅』新潮社、2009年、61頁。ISBN 978-4-10-138471-9 
  2. ^ ハルツ狭軌鉄道, http://worldtrain.sakura.ne.jp/10hsb.html 

文献 編集

  • 海外保存鉄道 (白川淳著、JTBパブリッシング刊(JTBキャンブックス)、ISBN 978-4-53-302143-5

関連項目 編集

外部リンク 編集