ハード・プレイ
ハード・プレイ(White Men Can't Jump)は、1992年に、アメリカで制作されたスポーツ・コメディ映画である。
ハード・プレイ | |
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White Men Can't Jump | |
監督 | ロン・シェルトン |
脚本 | ロン・シェルトン |
製作 |
ドン・ミラー デヴィッド・レスター |
製作総指揮 | マイケル・ラパポート |
出演者 |
ウェズリー・スナイプス ウディ・ハレルソン ロージー・ペレス |
音楽 | ベニー・ウォーレス |
撮影 | ラッセル・ボイド |
編集 | ポール・セイダー |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1992年5月27日 1993年3月20日 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $90,753,806[1] |
原題の" White Men Can't Jump"とは、「白人は跳べない」という意味で、ビリーがダンクシュートできないことを指している。
あらすじ
編集かつて大学でバスケットボール選手として活躍していたビリーは、白人だからという理由でバスケットボールで食べていくことをあきらめ、ギャンブラーとして恋人であるグロリアと共に生活していた。彼は、L.A.ヴェニス・ビーチで、黒人のバスケットボール選手・シドニーをギャンブル・バスケで負かし、コンビを組まないかと持ちかけた。しかし、ビリーには1つの問題があった。“白人は跳べない”のである。
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替
- シドニー・ディーン - ウェズリー・スナイプス(山寺宏一): 才能はあるが尊大な性格をしている黒人バスケットボール選手。
- ビリー・ホイル - ウディ・ハレルソン(堀秀行): かつて大学でバスケットボール選手として活躍していた白人男。
- グロリア・クレメンテ - ロージー・ペレス(潘恵子): ビリーの恋人。
- ロンダ・ディーン - ティラ・フェレル(弘中くみ子)
- ロバート - シルク・コザート(谷口節)
- ジュニア - カディーム・ハーディソン(真地勇志)
- ジョージ - アーネスト・ハーデン・Jr(島田敏)
- ウォルター - ジョン・マーシャル・ジョーンズ(星野充昭)
- レイモンド - マーカス・ジョンソン(戸谷公次)
- ダック・ジョンソン - フリーマン・ウィリアムズ
- エディ・“キング”・ファロー - ルイス・プライス
- アレックス・トレベック(池田勝)
評価
編集『ハード・プレイ』は1,923の映画館で上映され、公開週末は14,711,124 ドルの収入を上げ、最終的には全米で76,253,806 ドル、全世界で90,753,806ドルの興行収入をえた[2][3]。これは、その年に公開された映画の中で16番目に高い興行収入だった。
この映画の評判は良く、2012年現在、 Rotten Tomatoesには28のレビューが投稿され、フレッシュメーターは、78% だった[4] 。 『シカゴ・サンタイムズ』のロジャー・イーバートは、「ただのバスケットボール映画ではない」とし、ロン・シェルトンがキャラクターに対して理解が深いことを評価したうえで、この映画の評価を3つ星半とした。 [5] 。 『ニューヨーク・タイムズ』のジャネット マスリン は、ウェズリー・スナイプスの演技を「こっけいながらも、活発な演技についての理解が深い」と評した[6]。 現在、この映画は映画監督スタンリー・キューブリックのお気に入りの映画の一つとされている[7]。
脚注
編集- ^ “White Men Can't Jump (1992)”. Box Office Mojo (1992年6月16日). 2011年10月3日閲覧。
- ^ Dutka, Elaine (1992年4月7日). “Weekend Box Office : 'White Men' Outjumps 'Basic Instinct'”. The Los Angeles Times 2011年6月6日閲覧。
- ^ “White Men Can't Jump”. Box Office Mojo.com (2006年1月1日). 2006年7月28日閲覧。
- ^ “White Men Can't Jump”. Rotten Tomatoes.com. 2000年1月1日閲覧。
- ^ “White Men Can't Jump”. Roger Ebert.com
- ^ “White Men Can't Jump”. NY Times.com
- ^ “The Kubrick FAQ - 26. What Films/Filmmakers Impressed Kubrick?” 5 February 2011閲覧。