バトルクリーク (ミシガン州)

アメリカの都市

バトルクリーク英語:Battle Creek)は、アメリカ合衆国ミシガン州カルフーン郡にある都市。人口は5万2721人(2020年)。

バトルクリーク
City of Battle Creek
バトルクリークタワー
バトルクリークタワー
愛称 : The Cereal City
位置
カルフーン郡内の位置の位置図
カルフーン郡内の位置
座標 : 北緯42度18分44秒 西経85度43分15秒 / 北緯42.31222度 西経85.72083度 / 42.31222; -85.72083
歴史
市制 1859年
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  ミシガン州
  カルフーン郡
 市 バトルクリーク
市長 Susan Baldwin
地理
面積  
  市域 113.1 km2 (43.7 mi2)
    陸上   110.9 km2 (42.8 mi2)
    水面   2.0 km2 (0.8 mi2)
標高 256 m (840 ft)
人口
人口 (2020年現在)
  市域 52,721人
  備考 [1]
その他
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
公式ウェブサイト : City of Battle Creek

ケロッグ社の創業地であり、現在も本社があるため企業城下町となっている。愛称は「シリアル・シティ」(The Cereal City)。

市名の由来

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「バトルクリーク」という市名は市内を流れているバトルクリーク川から名付けられたが、この地名はジョン・マレット大佐によって率いられた政府の測量隊と、2人のインディアンとの小競り合いに由来する。マレットと彼のグループが1823年-1824年の冬に現在の市から数マイル離れた土地を調査していた間、キャンプに残ったパーティーの2人のメンバーが2人のインディアンに攻撃されたが、 1人に重傷を負わせてインディアンを鎮圧した。この事件のため、近くを流れていた川は「バトルクリーク」(Battle Creek)と名付けられた。 [2][3]

地理

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バトルクリークはカラマズー川とバトルクリーク川の合流地点に形成されている。ミシガン州ではデトロイトグランドラピッズに次いで3番目の市域面積をもつ。デトロイトとシカゴのほぼ中間に位置している。

アメリカ合衆国国勢調査局によると、この都市は総面積113.1 km2 (43.7mi2) である。このうち110.9 km2 (42.8 mi2) が陸地で2.2 km2(0.8 mi2) が水地域である。総面積の1.92%が水地域となっている。

文化

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メディア

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ローカル紙はガネット・カンパニーの子会社Battle Creek Enquirerである。
ラジオはWBCK(930 AM)、WBCK-FM(95.3 FM)、WBXX(104.9 FM)、WBFN(1400 AM)、WNWN-FM(98.5 FM)、WFPM-LP(99.5 FM)、WKFR(103.3 FM)
テレビはWOTV(Channel 41)、WZPX(Channel 43)が受信できる。
また、グランドラピッズカラマズーランシング等の近くの都市からラジオとテレビ放送を受信することもできる。

スポーツ

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バトルクリークに拠点を置くチーム

  • バスケットボール:バトルクリーク・ナイツ (インターナショナル・バスケットボール・リーグ
  • 野球:バトルクリーク・ボンバーズ (ノースウッズ・リーグ)
  • アイスホッケー:バトルクリーク・レボリューション (オールアメリカンホッケーリーグ)

教育

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1956年にケロッグ社がスポンサーとなって設立した『ケロッグ・コミュニティ・カレッジ』の他、Robert B. Miller大学、西ミシガン大学、スプリングアーバー大学がキャンパスを置いている。

人口推移

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以下にバトルクリーク市における1890年から2010年までの人口推移をグラフおよび表で示す[4]

統計年 人口
1890年 13,197人
1900年 18,563人
1910年 25,267人
1920年 36,164人
1930年 45,573人
1940年 43,453人
1950年 48,666人
1960年 44,169人
1970年 38,931人
1980年 35,724人
1990年 53,540人
2000年 53,364人
2010年 52,347人

名所

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  • バトルクリーク・アートセンター
  • バトルクリークサナトリウム(Battle Creek Sanitarium)
  • フォートカスター保養地
  • バインダーパーク動物園(Binder Park Zoo)

経済

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ケロッグ本社

交通

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カラマズー・バトルクリーク国際空港英語版(IATA: AZO)にはアメリカン航空デルタ航空、およびユナイテッド航空が各社ハブ空港からの提携航空会社運航による便を発着させている。

バトルクリーク交通センターアムトラックの停車駅である。ミシガン線(Michigan Services)のシカゴポートヒューロンを結ぶブルーウォーター号(Blue Water)、シカゴポンティアックを結ぶウルヴァリン号(Wolverine)が停車する。これらはシカゴ~バトルクリーク間まで同じ路線で、そこからブルーウォーター号は北東へ、ウルヴァリン号は東進し、デトロイトからは北西に進みポンティアックへ向かう。

デトロイトシカゴを結ぶI-94が市内を通っている。 また、バトルクリークトランジットは定期路線バス等の公共交通機関を地域住民に提供している。

イベント

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1981年、1985年、1995年に熱気球世界選手権を開催した。また、

関係者

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姉妹都市

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両都市のロータリークラブの交流や[7]、前述のケロッグの工場が高崎にあることなど[6]から交流が活発化。

脚注

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  1. ^ バトルクリーク市の人口(2020年アメリカ合衆国国勢調査)”. 2025年3月12日閲覧。
  2. ^ Peirce, Henry B. (2005) [1877]. “The City of Battle Creek”. History of Calhoun county, Michigan. Ann Arbor, Mich.: University of Michigan Library. pp. 79. http://quod.lib.umich.edu/cgi/t/text/pageviewer-idx?c=micounty;cc=micounty;idno=bad0868.0001.001;size=l;frm=frameset;seq=119 
  3. ^ History of Battle Creek Township and City Calhoun County MIGenWen (Michigan Genealogy on the Web),
  4. ^ Census of Population and Housing”. Census.gov. 2022年3月25日閲覧。
  5. ^ Sister City Student Exchanges”. Battle Creek,. 2016年9月14日閲覧。
  6. ^ a b 姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2012年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月14日閲覧。
  7. ^ a b バトルクリーク市”. 高崎市. 2016年9月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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