パークナムポー駅

タイの鉄道駅

パークナムポー駅(パークナムポーえき、タイ語:สถานีรถไฟปากน้ำโพ)は、タイ王国北部ナコーンサワン県ムアンナコーンサワン郡にある、タイ国有鉄道北本線である。

パークナムポー駅
ปากน้ำโพ
Pak Nam Pho
ナコーンサワン (4.78 km)
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ナコーンサワン県
ムアンナコーンサワン郡
北緯15度42分15秒 東経100度9分14秒 / 北緯15.70417度 東経100.15389度 / 15.70417; 100.15389
駅番号 1083
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 北本線
キロ程 250.56 km(クルンテープ駅起点)
電報略号 ปพ.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1905年10月31日
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概要 編集

パークナムポー駅タイ王国北部ナコーンサワン県県庁所在地で、人口約24万人が暮らすムアンナコーンサワン郡にある。駅の正面側は西向きであり、チャオプラヤー川の東側に位置する。クルンテープ駅バンコク)より250.56km地点に位置し、快速列車利用で4時間30程度である。

駅名こそパークナムポーを名乗っているが、ナコーンサワン市街地には隣のナコーンサワン駅よりはるかに近い。この為本駅をナコーンサワン駅と勘違いされることもある。

一等駅であり、1日当たり13列車(上り7列車、下り6列車)が発着しその内訳は、上下列車が快速2往復、普通4往復であり、上り列車のみこれに、ディーゼル特急1列車が加わる。当駅を含むロッブリー駅より終点チエンマイ駅までは、単線区間である。

歴史 編集

1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ駅 - アユタヤ駅間に開業した[1]が、それから複数回に及ぶ延伸開業をへた8後の1905年10月31日に当駅まで延長した。開業当初は終着駅であったが、15月後の1907年1月24日ピッサヌローク駅まで延長され中間駅となった[2]

  • 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
  • 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - バーンパーチー駅 (18.87km)
  • 1901年4月1日 【開業】バーンパーチー駅 - ロッブリー駅 (42.86km)
  • 1905年10月31日【開業】ロッブリー駅 - パークナムポー駅 (117.75km)
  • 1907年1月24日 【開業】パークナムポー駅 - ピッサヌローク駅 (138.66km)

駅構造 編集

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

パークナムポー車輛所 編集

当駅に隣接してナコーンサワン駅側に、パークナムポー車輛所がある[3]。規模は小さいが転車台、扇形機関庫があり、退役したB.B.C.11、B.L.C.24操重車が静態保存されている[4]。また古い貨車が当駅に保管(展示?)されている。

脚注 編集

  1. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.25
  2. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.27
  3. ^ 『タイ国鉄4000キロの旅』 p.328
  4. ^ 『タイ国鉄4000キロの旅』 p.328p.672

参考文献 編集

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目 編集