ナコーンサワン駅

タイの鉄道駅

ナコーンサワン駅(ナコーンサワンえき、タイ語:สถานีรถไฟนครสวรรค์)は、タイ王国北部ナコーンサワン県ムアンナコーンサワン郡にある、タイ国有鉄道北本線である。

ナコーンサワン駅
ナコーンサワン駅
นครสวรรค์
Nakhon Sawan
カーオトーン (10.29 km)
(4.78 km) パークナムポー
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ナコーンサワン県
ムアンナコーンサワン郡
北緯15度39分47.38秒 東経100度9分29.73秒 / 北緯15.6631611度 東経100.1582583度 / 15.6631611; 100.1582583
駅番号 1082
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 北本線
キロ程 245.78 km(クルンテープ駅起点)
電報略号 นว.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1905年10月31日
備考 *1956年にノーンプリング駅から改称。
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ナコーンサワン駅構内

概要 編集

ナコーンサワン駅タイ王国北部ナコーンサワン県県庁所在地で、人口約24万人が暮らすムアンナコーンサワン郡にある。駅の正面側(西側)が、市街地であるが、小さな町並みである。県庁などのビルが立ち並ぶ市街地は当駅より7kmほど北西方向にある。クルンテープ駅より245.78kmであり、特急列車利用で3時間10程度である。一等駅であり、全列車が停車する駅でもある。1日に32本(16往復)の列車が発着しその内訳は、特急5往復、急行1往復、快速5往復、普通5往復であり、内普通列車2往復は当駅が始発、終着である。また当駅を含むロッブリー駅より終点チェンマイ駅までは、単線区間である。

歴史 編集

1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ駅 - アユタヤ駅間に開業した[1]1900年12月21日に当初計画のナコンラチャシーマ駅まで完成した。この頃北本線チエンマイまで整備する事なり、少しずつ延伸開業の後1905年10月31日に当駅の隣のパークナムポー駅まで完成し、これに伴い当駅も開業した。当時の駅名はノーンプリング駅であった。当駅開業の約16年後の1922年1月1日に、チエンマイ駅までの全通完成を見た[2]1956年1月19日に駅名が現在のナコーンサワン駅に改称された[3]

  • 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
  • 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - バーンパーチー駅 (18.87km)
  • 1901年4月1日 【開業】バーンパーチー駅 - ロッブリー駅 (42.86km)
  • 1905年10月31日【開業】ロッブリー駅 - パークナムポー駅 (117.75km)
  • 1956年1月19日にナコーンサワン駅に改称。

駅構造 編集

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺 編集

 
蒸気機関車171号機
  • バスターミナル(7km)

蒸気機関車 編集

当駅駅前に、退役した蒸気機関車171号機(1915年N.B.L.Co.Hyde.Park製、製造番号21140[4])が静態保存されている[3]

脚注 編集

  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.25
  2. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.25-p.28
  3. ^ a b 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)p.329
  4. ^ 高田隆雄 『タイ国の蒸気機関車』 (エリエイ出版部、1978年)p.16

参考文献 編集

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目 編集