ビッカース ヴァーシティ

ビッカース ヴァーシティ

  • 用途:練習機
  • 製造者:ビッカース・アームストロング
  • 運用者:英国空軍
  • 初飛行1949年7月17日 [1]
  • 生産数:160機
  • 運用開始1951年

ビッカース ヴァーシティ(Vickers Varsity)T.Mk 1は、英国の双発練習機英国空軍により1951年から25年の間運用された。

設計と開発

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ヴァーシティはビッカース社でビッカース ヴァイキングを基に開発された。ヴァイキングとの主な相違点は延長された主翼と胴体、首輪式の降着装置で、ヴァーシティの試作機「668型」は1949年に初飛行した。

運用の歴史

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ヴァーシティはビッカース ウェリントン T10練習機の代替として導入された。

スウェーデン空軍1950年代に1機を運用し、1960年代SIGINT / 電子戦用任務に使用した。

ヴァーシティは1976年5月に英国空軍から引退し、操縦士と航法士の訓練任務はハンドレページ ジェットストリーム T1に引き継がれた。

最後まで飛行した機体(製造番号WL679)はロイヤル・エアクラフト・エスタブリッシュメントで運用され、1992年に引退した後は英国空軍博物館に所蔵された。

Operators

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  ヨルダン
  スウェーデン
  イギリス

要目

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(ヴァーシティ T.Mk I)

  • 乗員:4名
  • 乗客:
  • 全長:20.57 m (67 ft 6 in)
  • 全幅:29.13 m (95 ft 7 in)
  • 全高:7.29 m (23 ft 11 in)
  • 翼面積:90.5 m² (974 sq ft)
  • 空虚重量:12 265 kg (27,040 lb)
  • 全備重量:17,010 kg (37,500 lb)
  • エンジン:2 × ブリストル ハーキュリーズ264 14気筒星型エンジン、1,950 hp (1,455 kW)
  • 最大速度:464 km/h (288 mph, 250 ノット)
  • 巡航高度:8,750 m (28,700 ft)
  • 航続距離:4,263 km (2,648 mi / 2,302 海里)
  • 上昇率:426.72 m/min (1,400 ft/min)
  • 武装:外部に訓練爆弾272 kg (600 lb)

出典

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脚注

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  1. ^ Thetford 1957, p. 448.

書籍

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  • Andrews, C.F. and Morgan, E.B. Vickers Aircraft since 1908. London:Putnam, 1988. ISBN 0 85177 815 1.
  • Thetford, Owen. Aircraft of the Royal Aircraft 1918-57, 1st edition. London: Putnam, 1957.

外部リンク

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