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ピエール・セニエット (Pierre Seignette、1660年12月4日 - 1719年3月11日)は、フランス医師薬剤師である。酒石酸カリウムナトリウムを合成し、ロッシェル塩として瀉下薬として用いた。医薬品合成のパイオニアである。

ラ・ロシェル新教徒の家に生まれた。ラ・ロシェルの大学に入るためにカトリックに改宗した。1672年に酒石酸カリウムナトリウム(ロッシェル塩)を合成した。その製法を秘密とし、polychrestの名前で販売し、数年で財産を築いたが、1731年にボルデュック(Gilles-François Geoffroy Boulduc)によって、科学アカデミーで製法を発表された。温泉の薬効にも興味を持ち、1696年にピレネー山脈の温泉を調査した。

セニエットの時代は化合物を医療に用いるようになった時代で、1677年にグラセルが硫酸カリウム硝酸銀を売り出し、ルムリーやパルトレット、ミュレルらが炭酸マグネシウム硫酸マグネシウム酢酸カリウムを合成、精製し医薬品として用いるようになった[1]

著書編集

  • Les principales utilités et l’usage le plus familier du véritable sel polychreste, La Rochelle
  • La nature, les effects et les usages du sel alcalinitreux de Seignette,
  • Le faux sel polychreste, les utilités de la poudre polychreste, La Rochelle, 1675).

参考文献編集

  1. ^ 『国際薬学史』山川浩司 南江堂(2000年)