フィリーサイアー

フィリーサイアー(Filly Sire)とは、産駒の活躍馬が牝馬に偏った種牡馬のことである[1]

概要編集

牝馬の英名「フィリー」(Filly)と、種牡馬の英名「サイアー」(Sire)を繋げた言葉である。対義語として、活躍する産駒が牡馬に偏る種牡馬をコルトサイアー(Colt Sire)と呼ぶ。フィリーサイアーは繁殖牝馬の父として影響力を残す可能性は高まるが、有力な後継種牡馬を残せないことで父系が衰退するリスクを抱える[2]

フィリーサイアーは主にダンジグ系(特にデインヒル系)、フェアリーキング系、ヴァイスリージェント系に見られる。また、フィリーサイアーはセン馬が活躍する傾向もある[2]。これは、去勢した馬は女性ホルモンの関係で筋肉が固くなりにくくなることによる[3]。フィリーサイアーから生まれる牡馬は加齢とともに筋肉が増えると競走成績が低下する傾向にあり、活躍時期は2~3歳時に集中しやすい[2]

フィリーサイアーの典型とされるファルブラヴ(フェアリーキング系)[2]2019年現在、産駒の賞金獲得額上位19頭を牝馬(14頭)とセン馬(5頭)が占めている[4]

フィリーサイアーとされる種牡馬の例編集

日本編集

海外編集

脚注編集

  1. ^ a b コケレールの2014”. JRA-VAN. 2019年10月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 亀谷敬正(2018)『勝ち馬がわかる血統の教科書』池田書店 pp. 106-107.
  3. ^ 第3章:馬主・岡田牧雄のポリシー”. 競馬ラボ (2017年2月8日). 2019年10月2日閲覧。
  4. ^ 父名ファルブラヴの競走馬検索結果”. netkeiba.com. 2019年10月2日閲覧。
  5. ^ 亀谷、前掲書、pp. 120-121.
  6. ^ 栗山求 (2013年7月18日). “ベガ牝系の発展を担うハープスター”. 栗山求の血統BLOG. 2019年10月2日閲覧。
  7. ^ 栗山求 (2013年8月13日). “フサイチリシャールと同血のプライマリーコード”. 栗山求の血統BLOG. 2019年10月2日閲覧。
  8. ^ 望田潤 (2015年10月26日). “第76回菊花賞回顧~ディープを封じるブラックタイド、Halo≒Sir Ivorを封じるBurghclere”. 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog. 2019年10月2日閲覧。
  9. ^ Mike Helm. Bred To Run: The Making Of A Thoroughbred. Henry Holt & Co; 1st edition. 1993.
  10. ^ 望田潤 (2015年4月1日). “「3歳勝ち馬評価」先々週ぶんを2頭更新&雑感”. 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog. 2019年10月2日閲覧。
  11. ^ Nicole RussoOct (2017年10月26日). “Medaglia d'Oro proving to be more than a top filly sire”. Daily Racing Form. 2019年10月2日閲覧。

関連項目編集