フロウソウ (Climacium dendroides) は、イヌマゴケ目コウヤノマンネングサ科に属するコケ植物。植物体はヤシの木を小型にしたような外見をしている[1]

フロウソウ
分類
: 植物界 Plantae
: マゴケ植物門 Bryophyta
: マゴケ綱 Bryopsida
: イヌマゴケ目 Isobryales
: コウヤノマンネングサ科 Climaciaceae
: コウヤノマンネングサ属 Climacium
: フロウソウ C. dendroides
学名
Climacium dendroides
(Hedw.) Web. & Mohr
和名
フロウソウ
英名
Tree moss

分布

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日本を含む東アジア、ヨーロッパ、北米、ニュージーランドなどに分布する[2]

特徴

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腐植土の上や岩上、湿った土壌の上などに生育する[2]。主茎は直立し、特に湿った場所ではよく枝分かれすることもある[2]。茎の高さは2-3cmまで伸長することもあるが、乾いた場所では茎の高さは短くなる[1]。葉の長さは2-3.5mm[1]。朔は長さ約3cmの朔柄の先につき、外朔歯にほぼ全面に乳頭を持つ[2]。しかし朔をつくることは稀である[2][1]

染色体数はn=11[2]

近似種

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同属のコウヤノマンネングサに似るが、コウヤノマンネングサの主茎は上部が湾曲し、枝端が細くなるなどの点で本種と区別できる[2]

脚注

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  1. ^ a b c d Atherton et al. (2010) p.674
  2. ^ a b c d e f g 岩月善之助、水谷正美『原色日本蘚苔類図鑑』(1972年、保育社)p.147

参考文献

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  • Ian D.M. Atherton, Sam D. S. Bosanquet, Mark Llawley (2010) Mosses and Liverworts of Britain and Ireland: A Field Guide. British Bryological Society ISBN 978-0-95613101-0