ブライアン・P・シュミット

オーストラリアの天体物理学者

ブライアン・P・シュミット(Brian P. Schmidt, 1967年2月24日 - )はオーストラリア天体物理学者アメリカ合衆国モンタナ州生まれ。27歳でオーストラリアに移住。二重国籍。オーストラリア国立大学名誉教授で、ストロムロ山天文台等で研究を行っている。

ブライアン・P・シュミット
生誕 1967年2月24日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国モンタナ州ミズーラ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オーストラリアの旗 オーストラリア[1]
研究分野 天体物理学
出身校 アリゾナ大学
ハーバード大学
主な業績 宇宙の加速膨張の発見
プロジェクト:人物伝
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気候変動に関するマイナウ宣言を朗読するシュミット(2015年)
ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:2011年
受賞部門:ノーベル物理学賞
受賞理由:遠方の超新星の観測を通した宇宙の加速膨張の発見

来歴

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1967年に、アメリカのモンタナ州ミズーラで生まれた。父親は魚類学者であった。シュミットが13歳の時、アラスカ州アンカレッジに引っ越した。1985年、Bartlett高校を卒業。1989年、アリゾナ大学から天文学と物理学の学士を与えられた。1993年、ロバート・キルシュナーのもと、ハーバード大学で博士号(天文学)を取得。ハーバード大学在学中に知り合ったオーストラリア人女性と後に結婚し、1994年にオーストラリアへ移住した。

1995年に「ハーバード・スミソニアン天体物理学センター」で行われた会議で、HZTプロジェクト(High-Z Supernova Search Team)の代表者に選出された。そして、1998年に発表した宇宙の加速膨張に関する研究で、アダム・リースソール・パールマッターと共に2011年ノーベル物理学賞を受賞した[2]。2012年王立協会フェロー選出。

生活

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シュミットの趣味は料理とワイン造りで、妻と共にオーストラリアのキャンベラの近くにワイナリーを所有している。

賞歴

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参照

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  1. ^ The Nobel Prize in Physics 2011 Press Release
  2. ^ “宇宙の加速膨張の発見で米研究者ら3人がノーベル物理学賞を受賞”. (2011年10月5日). https://www.astroarts.co.jp/news/2011/10/05nobel_prize/index-j.shtml 2020年2月27日閲覧。 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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