ブライユ (小惑星)

メインベルトの小惑星

ブライユ[1] (9969 Braille) は火星横断小惑星である。エレノア・ヘリンとケネス・ローレンスがパロマー天文台で発見した。

ブライユ
9969 Braille
ディープ・スペース1号が撮影したブライユ
ディープ・スペース1号が撮影したブライユ
仮符号・別名 1992 KD
分類 小惑星
軌道の種類 火星横断
発見
発見日 1992年5月27日
発見者 E. F. ヘリン
K. J. ローレンス
軌道要素と性質
元期:2007年4月10日 (JD 2,454,200.5)
軌道長半径 (a) 2.344 AU
近日点距離 (q) 1.333 AU
遠日点距離 (Q) 3.355 AU
離心率 (e) 0.431
公転周期 (P) 3.59 年
軌道傾斜角 (i) 28.895°
近日点引数 (ω) 355.62°
昇交点黄経 (Ω) 242.09°
平均近点角 (M) 53.446°
物理的性質
長短径 2.2 × 0.6 km
自転周期 226.4 時間
スペクトル分類 Q
絶対等級 (H) 15.8
Template (ノート 解説) ■Project

1999年7月29日アメリカ航空宇宙局 (NASA) のディープ・スペース1号がブライユに最大29kmまで接近し、その姿を撮影した。しかし、カメラのピントがぼけてしまったため、特異な形状であること以外は不明な点が多い。

小惑星名はアルファベットの点字を開発したフランスのルイ・ブライユに由来しており、命名が公表されたのはディープ・スペース1号による観測の直前である。

出典 編集

  1. ^ 『シリーズ現代の天文学 9巻太陽系と惑星』(第I版第I刷)日本評論社、140頁。ISBN 978-4535607293 

関連項目 編集

外部リンク 編集