ヘクター・オリベラHector Olivera1946年 - )は、アメリカで活動するオルガン奏者。

略歴 編集

アルゼンチン生まれ。3歳でパイプ・オルガンを始める。12歳にしてブエノスアイレス大学に最年少学生として入学、1965年にジュリアード音楽院の奨学生としてニューヨークへ渡る。その後、カーネギー・ホールロイヤル・アルバート・ホール、など名高いコンサート・ホールで演奏を行う。

またオルガニストとしてピッツバーグ交響楽団ダラス交響楽団クリーヴランド管弦楽団アムステルダム・バロック管弦楽団ミネソタ管弦楽団パサデナ交響楽団など、世界中のオーケストラと共演をする。

2008年よりローランドおよびロジャースのオルガン設計アドバイザーを務める。

パイプ・オルガンだけでなく、ローランド社の電子オルガンミュージック・アトリエ」、「ローランド・クラシック」、「ロジャース・オルガン」の演奏も精力的に行い、公益財団法人 かけはし芸術文化振興財団が招聘するコンサートや、ローランド社のイベントのため、毎年日本を訪れている。

ディスコグラフィ 編集

アルバム 編集

  • The Lancastrian Way (1981年、L.T.O.T.)
  • Organ Recital (1984年、JQZ Muziekprodukties)
  • Also Sprach Zarathustra / Symphony No. 3 ("Organ") (1994年、Newport Classic) ※with Richard Strauss、Camille Saint-Saëns、Jorge Mester
  • Intermission At Atlanta's Fabulous Fox (1994年、Vantage)
  • From The Heart (1996年、M.P.I. Inc.)
  • Encore, Hector! (1997年)
  • Hector Olivera "conducts" GREAT FILM SCORES (1998年)
  • Everlasting Impressions (1999年)
  • Franckly Speaking (2000年)
  • Crown Him with Many Crowns (2000年)
  • Through the Eyes of Love (2001年)
  • Visions (2002年)
  • I Have Dreamed... (2004年)
  • Christmas at Bel Air
  • Heroes (2006年)
  • With Passion (2008年)
  • Music of the Virtuosi (2009年)
  • The Artistry of the Pipe Organ (2010年)
  • Hector Olivera Performs Masterpieces for Organ (2011年)

出版物(楽譜) 編集

  • ヘクター・オリベラ オルガンミュージックコレクションVol.1
  • ローランドオルガンクラシック1 ヘクター・オリベラ バッハ8つの小プレリュードとフーガ
  • ローランドオルガンクラシック2 ヘクター・オリベラ バッハ コラール前奏曲集
  • ローランドオルガンクラシック3 ヘクター・オリベラ ロマンティックオルガン作品集
  • ローランドオルガンクラシック4 ヘクター・オリベラ セレモニアル・マスターワークス1
  • ローランドオルガンクラシック5 ヘクター・オリベラ セレモニアル・マスターワークス2
  • ローランドオルガンクラシック6 ヘクター・オリベラ セレモニアル・マスターワークス3
  • ローランドオルガンクラシック7 ヘクター・オリベラ セレモニアル・マスターワークス4
  • ローランドオルガンクラシック8 ヘクター・オリベラ クラシックオルガンで弾く〜プライマリー・クラシック・ピアノ曲集
  • ローランドオルガンクラシック9 ヘクター・オリベラ クラシックオルガンで弾く〜アドバンス・クラシック・ピアノ曲集
  • ローランドオルガンクラシック10 ヘクター・オリベラ クラシックオルガンで弾く〜プライマリー・クリスマス曲集
  • ローランドオルガンクラシック11 ヘクター・オリベラ クラシックオルガンで弾く〜アドバンス・クリスマス・クラシック曲集

外部リンク 編集