ホソバタブ(細葉椨、学名:Machilus japonica)はクスノキ科タブノキ属の常緑高木。別名はアオガシ[3]、標準和名とされている。

ホソバタブ
ホソバタブ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: クスノキ目 Laurales
: クスノキ科 Lauraceae
: タブノキ属 Machilus
: ホソバタブ M. japonica
学名
Machilus japonica Siebold et Zucc. ex Blume[1]
シノニム
和名
アオガシ[1]

特徴

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本州(近畿・中国地方以西)[3]、四国、九州、朝鮮半島南部に分布する。

常緑広葉樹。樹高10 - 15メートルになる[3]は同属のタブノキより細い。また、タブノキの若葉は赤みを帯びるが本種は帯びない。花期は4 - 5月、黄緑色であまり目立たない花を咲かせる。8 - 9月ごろ球形で黒紫の液果が熟す。

利用

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材は建築、家具、器具に利用される。公園樹。材としての利用がある一方で、庭園樹としてはあまり使われない[3]

脚注

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  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Machilus japonica Siebold et Zucc. ex Blume”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年6月19日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Persea japonica (Siebold et Zucc. ex Blume) Kosterm.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年6月19日閲覧。
  3. ^ a b c d 山﨑誠子『植栽大図鑑[改訂版]』エクスナレッジ、2019年6月7日、76頁。ISBN 978-4-7678-2625-7