ボルネオアカニシキヘビ

ボルネオアカニシキヘビPython breitensteini)は、爬虫綱有鱗目ニシキヘビ科ニシキヘビ属に分類されるヘビ。別名イエローブラッドパイソン

ボルネオアカニシキヘビ
ボルネオアカニシキヘビ Python breitensteini
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
上科 : ムカシヘビ上科 Henophidia
: ニシキヘビ科 Pythonidae
: ニシキヘビ属 Python
: ボルネオアカニシキヘビ
P. breitensteini
学名
Python breitensteini
Steindachner, 1880
和名
ボルネオアカニシキヘビ
英名
Borneo short-tailed python
Yellow blood python

分布 編集

インドネシアボルネオ島)、マレーシア(ボルネオ島)

形態 編集

最大全長200cm。体色は褐色や暗褐色で、黄色い斑紋が入る。体形は太短い。腹面の鱗(腹板)の数は160枚強。尾は短く、英名(short-tailed)の由来になっている。

頭部は大型ではないものの首が細いため目立つ。眼上板は1枚。眼上板は1枚。眼と上唇にある鱗(上唇板)の間には鱗(眼下板)があり、上唇板と眼と接しない。一番前の頭頂板が中央で接する。

生態 編集

地や湿地に生息し、水にもよく潜る。

食性は動物食で、主に小型哺乳類を食べる。

繁殖形態は卵生。メスは卵の周りにとぐろを巻いて、卵を保護する。

人間との関係 編集

生息地では食用として食べられることもある。皮は革製品として利用される。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。野生個体の流通が多いが、近年は繁殖個体も流通する。繁殖個体ではいくらか慣れる個体もいるが、性格は基本的に荒い。また乾燥に非常に弱く、保湿力に優れた床材や全身が浸かる事のできる大型のケージが飼育には必要になる。

脚注 編集

  1. ^ Inger, R.F.; Iskandar, D.; Lilley, R.; Jenkins, H.; Das, I. (2012). Python breitensteini. IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T192013A2028005. doi:10.2305/IUCN.UK.2012-1.RLTS.T192013A2028005.en. https://www.iucnredlist.org/species/192013/2028005 2021年11月19日閲覧。. 

関連項目 編集

外部リンク 編集