マックス・プランク研究所

マックス・プランク研究所(マックス・プランクけんきゅうしょ)は、マックス・プランク学術振興協会: Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e. V.(マックス‐プランク‐ゲゼルシャフト・ツア・フェルデルング・デア・ヴィッセンシャフテン・エーファオ)、略称:MPG(エムペーゲー))が運営する、ドイツを代表とする世界トップクラスの学術研究機関であり、前身のカイザー・ヴィルヘルム協会時代も含めて33人のノーベル賞受賞者を輩出する。MPGが運営する各研究機関は、ドイツ語では「Max-Planck-Institut für ○○」(○○は研究分野)のように名づけられており、日本語では「マックス・プランク○○研究所」と訳している。MPGが運営する研究機関は、2019年5月現在で84に上る。

前身のカイザー・ヴィルヘルム協会時代にはアインシュタインがベルリン・カイザー・ヴィルヘルム化学・物理学研究所の所長を務めていた。

概要編集

マックス・プランク研究所の研究対象は、下記の3分野に大別される。

  • 生物・医学分野
  • 化学・物理学・工学分野
  • 精神科学・社会学・人間科学分野

年間予算は18億ユーロ。連邦政府および政府の公的資金で賄われている。マックス・プランク協会は戦前のカイザー・ヴィルヘルム協会の後継機関であり、高名な物理学者であるマックス・プランクに因んで名付けられた。

マックス・プランク協会は旧東ドイツのドレスデン自然科学生化学関係の基礎研究のための研究所を3つ置いている。資金や人的資源において、大学の枠組を超えた最新かつ将来性のある分野の基礎研究に取り組み、大学での研究を補完する役割を担っている。ドレスデンにある研究所はいずれも最新鋭の施設を備えている。

研究機関編集

MPIに続く略称を用いることも多く、また、所在地の地名でMax-Planck-Institut Bonnのように呼称することもある。下記の末尾に記述したのがその地名である。

生物・医学分野編集

  • マックス・プランク分子遺伝学研究所 - ベルリン
  • マックス・プランク感染生物学研究所 - ベルリン
  • マックス・プランク精神医学研究所(Max- Planck-Institut für Psychiatrie) - ミュンヘン
  • マックス・プランク神経生物学研究所 - ミュンヘン
  • マックス・プランク老化生物学研究所(Max-Planck-Institut für Biologie des Alterns: MPI AGE): Köln ケルン
  • マックス・プランク植物育種研究所 - ケルン
  • マックス・プランク代謝研究所 - ケルン
  • マックス・プランク生物物理学研究所 - フランクフルト・アム・マイン
  • マックス・プランク脳研究所 - フランクフルト・アム・マイン
  • マックス・プランク分子生態学研究所 - イェーナ
  • マックス・プランク人類史科学研究所 - イェーナ
  • マックス・プランク認知神経科学研究所(Max-Planck-Institut für Kognitions- und Neurowissenschaften: MPI CBS) - ライプツィヒ
  • マックス・プランク進化人類学研究所Max-Planck-Institut für evolutionäre Anthropologie) - ライプツィヒ
  • マックス・プランク実験医学研究所 - ゲッティンゲン
  • マックス・プランク生物物理学的化学研究所 - ゲッティンゲン
  • マックス・プランク分子細胞生物学・遺伝学研究所(Max-Planck-Institut für molekulare Zellbiologie und Genetik: MPI CBG)- ドレスデン
  • マックス・プランク分子植物生理学研究所 - ポツダム
  • マックス・プランク免疫生物学・エピジェネティクス研究所 - フライブルク
  • マックス・プランク動物行動研究所 -コンスタンツ
  • マックス・プランク陸生微生物学研究所 - マールブルク
  • マックス・プランク海洋微生物学研究所 - ブレーメン
  • マックス・プランク鳥類学研究所
  • マックス・プランク基礎医学研究所 - ハイデルベルク
  • マックス・プランク分子生物医学研究所 - ミュンスター
  • マックス・プランク心肺研究所 - バート・ナウハイム
  • マックス・プランク発生生物学研究所 - チュービンゲン
  • マックス・プランク分子生理学研究所 - ドルトムント
  • マックス・プランク フロリダ神経科学研究所 - フロリダ州ジュピター

数学・物理学・化学・工学分野編集

  • マックス・プランク太陽系研究所(Max-Planck-Institut für Sonnensystemforschung: MPS) ; Göttingen  ゲッティンゲン[1]
  • マックス・プランク自己組織化ダイナミクス研究所 - ゲッティンゲン
  • マックス・プランク生物学的サイバネティックス研究所 - チュービンゲン
  • マックス・プランク知的システム研究所 - チュービンゲン
  • マックス・プランク高分子研究所 - マインツ
  • マックス・プランク化学研究所 - マインツ
  • マックス・プランク化学エネルギー変換研究所 - ミュールハイム・アン・デア・ルール
  • マックス・プランク石炭研究所 - ミュールハイム・アン・デア・ルール
  • マインツ・プランク コロイド・界面研究所 - ポツダム
  • マックス・プランク重力物理学研究所 - ポツダム、ハノーバー
  • マックス・プランク電波天文学研究所(Max-Planck-Institut für Radioastronomie: MPIfR);Bonn ボン
  • マックス・プランク数学研究所 - ボン
  • マックス・プランク地球外物理学研究所Max-Planck-Institut für Extraterrestrische Physik: MPIfEP); Garching bei München ガーヒング・バイ・ミュンヘン
  • マックス・プランク宇宙物理学研究所 - ガーヒング
  • マックス・プランクプラズマ物理学研究所 - ガーヒング
  • マックス・プランク量子光学研究所 - ガーヒング
  • マックス・プランク物理学研究所Max-Planck-Institut für Physik: MPP); Münchenミュンヘン
  • マックス・プランク生化学研究所 - ミュンヘン
  • マックス・プランク気象学研究所 - ハンブルク
  • マックス・プランク物質構造ダイナミクス研究所 - ハンブルク
  • マックス・プランク天文学研究所(Max-Planck-Institut für Astronomie: MPIA); Heidelberg ハイデルベルク
  • マックス・プランク核物理学研究所 - ハイデルベルク
  • マックス・プランクコンピュータ科学研究所(Max-Planck-Institute für Informatics: MPII ); Saarbrücken ザールブリュッケン
  • マックス・プランクソフトウェアシステム研究所 - カイザースラウテルン、
  • マックス・プランク金属研究所(Max-Planck-Institut für Metallforschung
  • マックス・プランク固体化学物理学研究所(Max-Planck-Institut für Chemische Physik fester Stoffe: MPI CPfS)
  • マックス・プランク複雑系物理学研究所(Max-Planck-Institut für Physik komplexer System e:MPI PKS)
  • マックス・プランク複雑技術システムダイナミクス研究所 - マグデブルク
  • マックス・プランク生物地球化学研究所 - イェーナ
  • マックス・プランク数理科学研究所 - ライプツィヒ
  • マックス・プランク鉄研究所 - デュッセルドルフ
  • マックス・プランク光学研究所- エアランゲン
  • マックス・プランク微小構造物理学研究所 - ハレ

精神科学・社会学・人間科学分野編集

  • マックス・プランク人間発達研究所 - ベルリン
  • マックス・プランク科学史研究所 - ベルリン
  • マックス・プランク知的財産法・競争法・租税法研究所Max-Planck-Institut für Geistiges Eigentum, Wettbewerbs und Steuerrecht) - ミュンヘン
  • マックス・プランク外国社会法・国際社会法研究所(Max-Planck-Institut für ausländisches und internationales Sozialrecht) - ミュンヘン
  • マックス・プランク集合財研究所(Max-Planck-Institut Gemeinschaftsgüter) - ボン
  • マックス・プランク外国私法・国際私法研究所(Max-Planck-Institut für ausländisches und internationales Privatrecht) - ハンブルク
  • マックス・プランク欧州法制史研究所(Max-Planck-Institut für europäische Rechtsgeschichte) - フランクフルト・アム・マイン
  • マックス・プランク外国刑法・国際刑法研究所(Max-Planck-Institut für ausländisches und internationales Strafrecht) - フライブルク
  • マックス・プランク外国公法・国際法研究所(Max-Planck-Institut für ausländisches öffentliches Recht und Völkerrechtt) - ハイデルベルク
  • マックス・プランク人口研究所(Max Planck Institute for Demographic Research)- ロストク
  • マックス・プランク心理言語学研究所(Max-Planck-Institut für Psycholinguistik) - オランダ ナイメーヘン
  • マックス・プランク経験美学研究所 - フランクフルト・アム・マイン
  • マックス・プランク美術史研究所 - ローマ
  • マックス・プランク社会人類学研究所 - ハレ
  • マックス・プランク民族・宗教研究所 - ゲッティンゲン
  • マックス・プランク社会学研究所 - ケルン

ノーベル賞受賞者編集

マックスプランク協会時代(1948年以降)編集

カイザーウィルヘルム協会時代 (1914年より1948年まで)編集

脚注編集

[脚注の使い方]

関連項目編集

外部リンク編集