メリノール宣教会(メリノールせんきょうかい)は1911年に創立されたのアメリカカトリック海外宣教会。 20世紀前半には中国で活発な宣教を行い[1]、「大連カトリック教会」はおもに日本人により建てられ、現存している。

メリノール宣教会
Maryknoll
略称 Maryknoll Fathers, M.M.
標語 "To those who love God all things work together for good."
設立 1911年
種類 カトリック修道会
法人番号 4010005000536 ウィキデータを編集
本部 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州オシニング
会長 Fr. Raymond J. Finch, Superior General, Maryknoll Fathers & Brothers
Sr. Antoinette Gutzler, MM, President, Maryknoll Sisters
Sam Stanton and Margo Cambier, Directors, Maryknoll Lay Missioners
重要人物 Thomas Frederick Price, Co-Founder
James Anthony Walsh, Co-Founder
Mary Joseph Rogers, Founder
ウェブサイト http://www.maryknoll.org
テンプレートを表示

創設

編集

創立者は、ボストン大司教区司祭であるジェームズ・アンソニー・ウォルシュ英語版ノース・カロライナ州ローリ教区司祭であるトーマス・フレデリック・プライス英語版。メリノールの名はニューヨーク郊外のマリアの丘(Mary knoll)から名付けられた。1911年にメリノール宣教会を創立。同年6月29日に教皇ピウス10世から正式な認可を受ける。1918年に創立者のプライス神父と3人の宣教師が中国へ派遣される。宣教国はアジア、中南米、アフリカ・中近東地域の26カ国に及ぶ(1992年現在)。

日本での活動

編集

メリノール宣教会の日本での活動は、3人の宣教師の横浜への到着により、1933年8月31日に始まる。1935年8月から滋賀県で宣教を開始し、カトリック大阪教区の一部であった京都府奈良県三重県・滋賀県が知牧区として同会に委託された[2]。 現在は、北海道室蘭市[3]東京都などで活動をしている。カトリック京都司教区の設立に貢献し、一時司牧をまかされていた時期もある。西陣聖ヨゼフ教会などの京都市内北部の教会を設置した。テレビやラジオを通じて、独自の宣教活動を行っていたジェームス・ハヤット神父とグレアム・マクドナル神父も、1974年に東京教区の司祭になるまでは、同会の会員であった[4][5]

日本管区本部 所在地

編集

〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町6-2[6] 

脚注

編集
  1. ^ 100 Years of History Maryknoll Fathers and Brothers
  2. ^ Maryknoll Mission in Japan
  3. ^ 室蘭教会の歴史 カトリック室蘭教会
  4. ^ 宣教60年の歩み 心のともしび
  5. ^ 女子パウロ会『神父さま、なぜ日本に?―ザビエルに続く宣教師たち』女子パウロ会、145-157頁。
  6. ^ カトリック中央協議会出版部編「住所録 男子修道会等 本部一覧」『カトリック教会ハンドブック2015』カトリック中央協議会、2014年11月10日。105-107頁。ISBN 978-4-87750-556-1

関連項目

編集

外部リンク

編集