室蘭市

日本の北海道の市

室蘭市(むろらんし)は、北海道にある胆振総合振興局所在地。計量特定市。市名はアイヌ語の「モ・ルエラニ」(小さな・下り路)に由来している[1]。明治期の呼称は「モルラン」。

むろらんし
室蘭市
Chikiu.JPG
チキウ岬灯台(2002年7月)
Flag of Muroran, Hokkaido.svg Emblem of Muroran, Hokkaido.svg
室蘭市旗
1936年4月13日制定)
室蘭市章
(1936年4月13日制定)
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 胆振総合振興局
団体コード 01205-0
法人番号 8000020012050
面積 80.88km2
総人口 86,395
住民基本台帳人口、2017年3月31日)
人口密度 1,070人/km2
隣接自治体 登別市伊達市
市の木 ナナカマド
市の花 ツツジ
他のシンボル 市の鳥:ヒガラ
市の魚:クロソイ
室蘭市役所
市長 青山剛
所在地 051-8511
北海道室蘭市幸町1番2号
北緯42度18分54.9秒東経140度58分26.5秒
Muroran-cityhall.JPG
外部リンク 室蘭市

日本地域区画地図補助 01570.svg

室蘭市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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目次

概要編集

明治初期、戊辰戦争で敗れた仙台藩の一門筆頭・角田石川氏の家臣団の集団移住により、現地の開拓が始まる[2]

その後「第五海軍区鎮守府位置設定ノ件」により、室蘭鎮守府が設置される予定であったが否決。

明治後期、日英3社合弁で日本製鋼所室蘭製作所、続いて新日鐵住金室蘭製鐵所が設立され「鉄のまち」として発展し[3]、東北・北海道を代表する重化学工業港湾都市となった[3]。市内の工場夜景は新たな観光資源になっており、「全国8大工場夜景都市」に参加している[4]

測量山では渡り鳥の中継地としてこれまでに200種類もの野鳥が観測されているほか、ハヤブサの繁殖地になっている。また、室蘭近海はイルカクジラなどの海洋哺乳動物に出会える機会もあり、「イルカ・クジラウオッチング」をすることができる[5]

サッカーの名門校北海道大谷室蘭高等学校があり、サッカーの街としても知られる。

衆議院議員選挙における選挙区は北海道第9区で、元総理・元国会議員の鳩山由紀夫が選出された選挙区である。

地理編集

太平洋内浦湾(噴火湾)の境に突き出した絵鞆半島と半島付け根の砂州を中心に市街地があり、三方を海に囲まれた馬蹄型の地形をしている。大英帝国の紀行作家イザベラ・バードが室蘭を訪れた際には「とても麗しい湾の急峻な岸辺という絵のように美しい所にある小さな町」と評している[6]。絵鞆半島に抱き込まれた形となっている室蘭港(白鳥湾)は天然の良港になっており、港を跨ぐ東日本最大の吊り橋である白鳥大橋を利用して市内を1周することができる。市東部を除いた平地の大部分は工業地で占められており、古くからの住宅地は沿いに形成している。一方、絵鞆半島の外側は断崖絶壁が約14 km連なる風光明媚な景勝地になっており[7]鳴り砂で知られるイタンキ浜が「日本の渚百選」、ハルカラモイ・マスイチ浜チキウ岬トッカリショ浜が「絵鞆半島の外海岸」として国の名勝「ピカノカ」に指定されている[8][9]

  • 山: 鷲別岳 (室蘭岳 911.0 m)、天神山(211.9 m)、測量山(199.6 m)、三等三角点「母恋」(187.9 m)、ぼんず山(ローソク岩横の崖山 154 m)、母恋富士(141 m)、二等三角点「本台」(鷲別岬 107.3 m)、楽山(82.9 m)
  • 河川(二級河川): 鷲別川知利別川、本輪西川、ペトトル川、チマイベツ川(千舞鼈川)
  • 岬: チキウ岬(地球岬)、鷲別岬(通称:神社山)、イタンキ岬、トッカリショ岬、ポンチキウ、絵鞆岬
  • 島: 大黒島、恵比須島

気候編集

1月の平均気温が-2.2℃と、室蘭市より南に位置する函館市より高く、1月の最低気温平均値は-4.4℃と本州内陸部に位置する長野市とほぼ同じである。このため、ケッペンの気候区分では西岸海洋性気候に分類されることもある。北西寄りのが多く、冬期間の風か強いのが特徴になっている[10]

室蘭地方気象台(1981年 - 2010年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 0.3
(32.5)
0.5
(32.9)
3.9
(39)
9.5
(49.1)
14.3
(57.7)
17.5
(63.5)
20.9
(69.6)
23.4
(74.1)
21.1
(70)
15.7
(60.3)
8.9
(48)
2.9
(37.2)
11.6
(52.9)
日平均気温 °C (°F) −2.0
(28.4)
−1.9
(28.6)
0.9
(33.6)
5.8
(42.4)
10.2
(50.4)
14.0
(57.2)
17.9
(64.2)
20.5
(68.9)
18.0
(64.4)
12.6
(54.7)
6.1
(43)
0.5
(32.9)
8.6
(47.5)
平均最低気温 °C (°F) −4.2
(24.4)
−4.1
(24.6)
−1.5
(29.3)
2.9
(37.2)
7.2
(45)
11.5
(52.7)
15.8
(60.4)
18.5
(65.3)
15.4
(59.7)
9.6
(49.3)
3.3
(37.9)
−1.8
(28.8)
6.0
(42.8)
降水量 mm (inch) 54.9
(2.161)
43.0
(1.693)
48.2
(1.898)
75.1
(2.957)
101.3
(3.988)
107.5
(4.232)
165.1
(6.5)
192.8
(7.591)
164.4
(6.472)
93.0
(3.661)
75.2
(2.961)
64.4
(2.535)
1,184.8
(46.646)
降雪量 cm (inch) 65
(25.6)
56
(22)
36
(14.2)
8
(3.1)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
8
(3.1)
38
(15)
211
(83.1)
平均降水日数 (≥ 1.0 mm) 12.5 9.3 9.4 7.8 9.1 8.6 11.1 11.0 10.2 10.5 12.2 12.2 123.8
平均降雪日数 28.7 24.9 20.2 4.8 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.7 11.0 24.1 114.5
 % 湿度 70 71 72 75 79 87 90 88 81 72 69 69 77
平均月間日照時間 89.7 121.9 181.6 194.2 194.1 156.5 128.0 143.0 167.8 170.2 105.0 74.4 1,725.2
出典: 気象庁

人口編集

胆振総合振興局の中では苫小牧市に次ぐ人口になっている。かつては人口18万人以上を有し、人口密度も北海道内で最も高かったが、基幹産業ともいうべき新日本製鐵(現・新日鐵住金)や日本製鋼所等での大規模な合理化のほか、比較的地価の安い周辺都市である登別市伊達市への転出、苫小牧市の発展や札幌市への一極集中化などに押されている。[7]住民基本台帳による最大人口は、1969年(昭和44年)7月の183,605人であり、以後は人口減少が続いている[7]。1980年(昭和55年)には苫小牧市が室蘭市の人口を上回り、2005年(平成17年)の国勢調査では58年ぶりに人口が10万人を割った[12]。ただし、2015年(平成27年)度の財政力指数は0.61であり比較的健全であるため過疎地域には指定されていない。

 
室蘭市と全国の年齢別人口分布(2005年) 室蘭市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 室蘭市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
室蘭市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 162,059人
1975年 158,715人
1980年 150,199人
1985年 136,208人
1990年 117,855人
1995年 109,766人
2000年 103,278人
2005年 98,372人
2010年 94,531人
2015年 88,564人
総務省統計局 国勢調査より

消滅集落編集

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[13]

  • 室蘭市 - 仲町、茶津町

歴史編集

 
室蘭港で石炭の積み出しをする北海道炭礦汽船『空知丸』の絵葉書

室蘭に和人が住み着いたのは1600年頃の慶長年間にアイヌとの商取引のために松前藩が「エトモ場所」を設置したことによる[14]。松前藩は蝦夷地を数十場所に分割して主な家臣に知行地(支配地)として分け与えた[14]。室蘭地方は総称して「モロラン場所」と呼ばれていた[14]

江戸時代編集

明治編集

大正編集

昭和(終戦まで)編集

昭和(戦後)編集

平成編集

姉妹都市・交流都市・友好都市編集

姉妹都市

交流都市

友好都市

市政編集

役所

  • 室蘭市役所
    • 広域センタービル庁舎
    • 蘭東支所【えきがるセンター】(東室蘭駅直結)

歴代市長

氏名 期間 任期
初代 中村俊清 1922年12月9日 - 1929年3月10日 2期
2代 福岡幸吉 1929年5月27日 - 1929年9月14日 1期
3代 松尾豊次 1929年12月1日 - 1935年2月25日 2期
4代 福岡幸吉 1935年3月4日 - 1937年11月6日 2期目
5代 土居通次 1938年2月13日 - 1945年2月18日 2期
6代 松尾孝之 1945年11月24日 - 1946年5月22日 1期
7代 熊谷綾雄 1946年9月6日 - 1963年4月30日 5期
8代 高薄豊次郎 1963年5月1日 - 1971年4月30日 2期
9代 長谷川正治 1971年5月1日 - 1979年4月30日 2期
10代 岩田弘志 1979年5月1日 - 1995年4月30日 4期
11代 新宮正志 1995年5月1日 - 2011年4月30日 4期
12代 青山剛 2011年5月1日 - 2期目

市議会編集

  • 定数22人
  • 本会議
    • 定例会(2月、6月、9月、12月)
  • 臨時会
  • 委員会
    • 常任委員会
    • 議会運営委員会
    • 特別委員会

官公署編集

国の機関編集

道の機関編集

  • 胆振総合振興局
    • 北海道教育庁胆振教育局
    • 北海道室蘭保健所
    • 室蘭建設管理部
    • 胆振海区漁業調整委員会
  • 北海道室蘭児童相談所
  • 北海道立室蘭高等技術専門学院

裁判所編集

独立行政法人・特殊法人等編集

公共施設編集

  • 市立室蘭水族館
  • 港の文学館
  • 室蘭市文化センター[32]
    • 室蘭市民美術館[33]
  • 室蘭市青少年科学館
  • 市立室蘭図書館
  • 室蘭市子ども発達支援センター(あいくる)
  • 室蘭市市民会館[34]
  • 室蘭市公設地方卸売市場
  • 胆振地方男女平等参画センター[35]
  • 室蘭市中小企業センター[36]
  • 室蘭市保健センター(つどいの広場「サンキッズ」)
  • 室蘭市社会福祉協議会[37]
  • 室蘭市障害者福祉総合センター(ぴあ216)
  • 室蘭市総合福祉センター
  • 室蘭市神代火葬場
  • 望洋台霊園
  • 室蘭市民俗資料館(とんてん館)
  • 西胆振地域廃棄物広域処理施設(メルトタワー21)[38]
  • 西いぶり広域連合リサイクルプラザ[38]

スポーツ施設編集

公的機関編集

警察編集

  • 室蘭警察署
    • 室蘭駅前交番・母恋交番・輪西交番・東町交番・高砂交番・中島交番・本輪西交番・白鳥台交番・祝津警備派出所・知利別連絡所

消防編集

病院編集

電気・ガス編集

報道機関編集

新聞社

テレビ放送局

  • NHK室蘭放送局
    • 各局送信場所は測量山室蘭送信所がある。アナログテレビの送信施設は各局個別にあるが、地上デジタル放送の送信施設は、HBC、STV、HTB、uhbについては共同で建設される施設からの送信(中継)となる。2011年(平成23年)7月25日以降もNHK室蘭放送局(NHK函館放送局の渡島中継局を含む)とTVhのアナログの施設がそのまま残る。

コミュニティFM

教育機関編集

 
室蘭工業大学正門(2004年5月)

大学・研究機関編集

専修学校編集

高等学校編集

中学校編集

  • 室蘭市立室蘭西中学校[46]
  • 室蘭市立星蘭中学校[46]
  • 室蘭市立翔陽中学校[46]
  • 室蘭市立東明中学校[46]
  • 室蘭市立桜蘭中学校[46]
  • 室蘭市立港北中学校[46]
  • 室蘭市立本室蘭中学校[46]

小学校編集

  • 室蘭市立みなと小学校[46]
  • 室蘭市立地球岬小学校[46]
  • 室蘭市立天沢小学校[46]
  • 室蘭市立大沢小学校[46]
  • 室蘭市立海陽小学校[46]
  • 室蘭市立高砂小学校[46]
  • 室蘭市立水元小学校[46]
  • 室蘭市立知利別小学校[46]
  • 室蘭市立旭ヶ丘小学校[46]
  • 室蘭市立八丁平小学校[46]
  • 室蘭市立蘭北小学校[46]
  • 室蘭市立陣屋小学校[46]
  • 室蘭市立本室蘭小学校[46]
  • 室蘭市立白鳥台小学校[46]
  • 室蘭市立喜門岱小学校(小規模特認校[46]

保育所・保育園編集

  • 中島保育所(公立)[47]
  • 祝津保育所[47]
  • 常盤保育所[47]
  • みどり保育園[47]
  • 双葉保育所[47]
  • 東町保育所[47]
  • 楽山保育園[47]
  • ほくと保育園[47]
  • 港北保育所[47]
  • 白鳥保育所[47]

幼稚園編集

特別支援学校編集

  • 北海道室蘭聾学校[49]
  • 北海道室蘭養護学校[50]

学校教育以外の施設編集

廃止・閉校となった学校編集

経済・産業編集

 
新日鐵住金室蘭製鐵所
 
日本製鋼所室蘭製作所

室蘭市の産業別従業者数(2006年統計)は、第三次産業の割合が72.4 %と最も高く、次いで第二次産業の27.5 %になっており、第一次産業は0.14 %となっている[54]。第二次産業のうち、基幹産業である製造業は16.3 %になっている[54]。北海道内の製造品出荷額等の市町村別順位は苫小牧市に次ぐ第2位になっている[55]

室蘭港1872年(明治5年)に室蘭—森間に定期航路を開設したのが始まりであり、現在は国際拠点港湾になっている[56]。港湾区域面積は1,610 ha、岸壁数は北海道内最多となる109バースを有しており[57]、崎守埠頭や中央埠頭には客船・練習船が入港する[58]。港湾取扱貨物量は北海道内3位(平成24年)である[59]。2002年(平成14年)に苫小牧港とともに「静脈物流拠点港(リサイクルポート)」に指定されている[60]。浮体式防災施設(広域防災フロート)を有し、「内浦湾(噴火湾)全体の防災拠点港」としての役割を果たしている。2012年(平成24年)に祝津絵鞆地区と入江地区が「みなとオアシス」に登録された[61]。第3種漁港の追直漁港は絵鞆半島外海にあって底引き網漁業や養殖漁業を行っている[62]。新港区には北海道立総合研究機構水産研究本部栽培水産試験場があり、2013年(平成25年)4月に沖合人工島(Mランド)が供用開始した[25]

立地企業編集

工業団地編集

  • 香川工業用地[63]

組合編集

  • 室蘭漁業協同組合
  • 北海道信用漁業協同組合連合会室蘭推進センター
  • 室蘭市管工事業協同組合
  • 室蘭地方電気工事業協同組合
  • 胆振地方石油販売業協同組合
  • 室蘭ハイヤー協同組合
  • 室蘭個人タクシー協同組合
  • 赤帽北海道軽自動車運送協同組合室蘭支部
  • 室蘭市商店街振興組合連合会
  • 室蘭自動車整備協同組合

商業施設編集

ショッピングセンター

スーパーマーケット

金融機関編集

郵便編集

  • 東室蘭郵便局(集配局):輪西・東・中島・高砂・本輪西・白鳥台地区
  • 室蘭郵便局(集配局):港南・中央・母恋・御崎地区

宅配便編集

  • ヤマト運輸千歳主管支店
    • 室蘭センター・室蘭西センター(登別東センターと同居)
    • 室蘭東センター・室蘭中島センター
  • 佐川急便室蘭営業所

交通機関編集

 
東室蘭駅東口(2009年9月)
 
室蘭駅(2017年7月)
 
道南バス本社・東町ターミナル(2008年12月)
 
白鳥新道(白鳥大橋)(2009年6月)
 
道の駅みたら室蘭(2007年7月)

鉄道編集

廃止となった貨物駅

バス編集

路線バス

都市間高速バス

タクシー編集

小型車初乗り運賃は550円。中型車初乗り運賃は570円(距離制)[64]

  • 札幌交通本輪西営業所(北海道交運グループ
  • 金星室蘭ハイヤー
  • 室蘭つばめ交通
  • 室蘭日交タクシー
  • 北海交通室蘭支店
  • 室蘭ハイヤー
  • 室蘭北交ハイヤー

道路編集

船舶・フェリー編集

観光船

  • スターマリン[65]

フェリー

文化財編集

 
旧室蘭駅舎(2007年6月)

国指定

国登録

市指定

  • 有形文化財
    • 輪西屯田兵旧火薬庫 - 中嶋神社[69]
    • 輪西屯田兵記念碑 - 中嶋神社[69]
    • 仙台藩角田領添田家関係資料 - 市立室蘭図書館[69]
    • 日本製鋼所室蘭製作所製造複葉機エンジン「室0号」 - 日本製鋼所室蘭製作所[69]
    • 南部藩陣屋跡出土砲弾 - 室蘭市民俗資料館[69]
    • 胆振国室蘭郡全図 – 市立室蘭図書館[69]
    • 青い目の人形(友情人形) - 室蘭市民俗資料館[69]
  • 民俗文化財
    • 輪西屯田兵関係資料 - 中嶋神社[69]
    • 仙台藩角田領添田家関係資料 – 室蘭市民俗資料館[69]
    • 室蘭神楽 - 室蘭神楽保存会[69]
    • 御供獅子舞 - 室蘭市香川町郷土芸能保存会[69]
    • 瑞泉鍛刀所の鞴(ふいご) - 日本製鋼所室蘭製作所内瑞泉鍛刀所[69]
    • 石川家不動明王像 - 地蔵堂[69]
  • 天然記念物
    • 白鳥大橋海底部等出土の材化石及び貝化石の標本[69]
  • その他
    • 本輪西遺跡※当遺跡から出土した土偶(東京国立博物館蔵)は国の「重要文化財」に指定(室蘭市民俗資料館にレプリカがある)。

観光地編集

室蘭市には普段は一般公開していない企業施設が幾つかある。「蕙山苑」は1909年(明治42年)に栗林商会栗林五朔が政財界の賓客をもてなすため私財を投じて建造した[70]。「瑞泉閣」は1911年(明治44年)、当時の皇太子(後の大正天皇)の視察に備えて日本製鋼所が室蘭製作所構内に新築した迎賓館であり[71]、同館の命名を殿下にお願いしたところ、「瑞泉閣」の名を賜った[71]。「瑞泉鍛刀所」は1918年(大正7年)に日本製鋼所が日本刀の製作技術向上と保存のために建設した[72]。「知利別会館」は1940年(昭和15年)に現在の新日鐵住金が社員の交流の場や会議、来賓の宿泊施設として建設(当初の名称は知利別倶楽部)[71]。現在は迎賓館として利用している[71]。瑞泉閣と知利別会館は「我が国の近代化を支えた北海道産炭地域の歩みを物語る近代化産業遺産群」(近代化産業遺産)に指定されている[73]

祭事・催事編集

  • 地球岬初日の出(元旦)
  • 市民雪像ゆきまつりinだんパラ(2月)
  • Shanしゃん共和国建国祭(6月)
  • むろらん港まつり(7月)
    • 室蘭ねりこみ
  • 室蘭八幡宮例大祭(8月)
    • 裸みこし(8月)
  • スワンフェスタ(9月)
  • 撮りフェス in 室蘭(9月)[78]
  • 市民大運動会(9月)
  • 室蘭さかなの港町同窓会(10月)

名産・特産編集

室蘭やきとり豚肉タマネギを串に刺し、洋からしを付けて食べるのが特徴の焼き鳥[79]。全国やきとり連絡協議会による「全国7大ご当地やきとり」の1つであり[80]ふるさと小包にもなっている。室蘭市内のラーメン店では昔からカレーラーメンがメニューにある事が多く、これらを室蘭カレーラーメンとして発信している[81][82]。クロソイはスズキ目メバル科メバル属の魚[83]。室蘭近海に生息しており、開港130年・市制施行80年を記念して2002年(平成14年)「室蘭市の魚」に制定。追直漁港で養殖されており、市立室蘭水族館で見学できる。また、市内の一部料理店でクロソイ料理を提供している[84]。室蘭うずら園は北海道唯一のうずら卵生産農場であり[85]、うずら卵を使用した各種商品を販売している。

母恋駅はその駅名から母の日が近づくと「母の日記念乗車券」を販売しているほか[86]、手作り駅弁の母恋めし売店がある[87]。ボルタはボルトとナットを組み合わせた体長5cmほどの手作りボルト人形[88]。女の子版は一般公募によりナッティと名づけられた[84]

室蘭市が舞台(ロケ地)となった作品編集

映画

テレビドラマ

書籍・漫画

  • 曽根富美子『親なるもの 断崖
  • 西村京太郎『母の国から来た殺人者』
  • 葉山嘉樹『海に生くる人々』

CM

  • サッポロビール サッポロクラシック「やさしい町篇」(2005年)
  • サッポロビール サッポロクラシック「季節篇」(2007年)
  • サッポロビール 黒ラベル「大人のエレベーター」シリーズ(2012年)
  • 富士重工業 New SUBARU Story 「宣言篇」「初めての雪篇」(2015年)
  • 野村ホールディングス「東京オリンピックは、もう始まっている。」海篇(2015年)

ミュージック・ビデオ

人物編集

名誉市民編集

室蘭市ホームページ「名誉市民」参照[91]

  • 南条徳男(弁護士・政治家。元建設大臣・農林大臣)
  • 栗林徳一(実業家。元栗林商会会長・元貴族院議員)
  • 山中日露史(弁護士・政治家。元衆議院議員)
  • 徳中祐満(実業家・政治家。室蘭自動車合資会社(現・道南バス)・室蘭ガス創設者。元市議会・道議会議員)
  • 熊谷綾雄(第7代室蘭市長)
  • 八木義徳(芥川賞受賞作家)
  • 池端清一(政治家。元衆議院議員)

出身人物編集

50音順。印は「室蘭ふるさと大使」[92]

政治・法曹・経済編集

  • 石丸幸人(弁護士)
  • 一戸豊信(実業家。元室蘭民報社社長)
  • 宇都宮節子(実業家。東京都町田市のラーメン店「雷文」店主)
  • 岡田一幸(実業家。元日本石油社長)
  • 金本大中(実業家。元カナモト社長)
  • 栗林友二(実業家、馬主。栗林商船第2代会長。栗林五朔は父)
  • 三枝三郎(政治家。元衆議院議員)
  • 櫻井忠(政治家。苫小牧市議会議員。元苫小牧市長)
  • 芝垣美男(弁護士・アマチュア落語家)
  • 田中宏尚(元農林事務次官)
  • 南条徳男(政治家。元建設大臣・農林大臣)
  • 堀井学(政治家。衆議院議員。元スピードスケート選手)
  • 渡部保夫(弁護士、刑事法学者。元裁判官)

学術・文芸編集

芸能編集

報道編集

  • 品田公明(元日本放送協会(NHK)アナウンサー)
  • 高橋美鈴(日本放送協会(NHK)アナウンサー)
  • 中村優子(元北海道文化放送(UHB)アナウンサー)
  • 野宮範子(フリーアナウンサー、ラジオパーソナリティ)
  • 堀伸浩(日本放送協会(NHK)アナウンサー)
  • 三河かおり(新潟テレビ21アナウンサー。元NHKアナウンサー)
  • 山本義幸(元東北放送アナウンサー)

スポーツ編集

ゆかりのある人物編集

市民憲章・宣言編集

室蘭市民憲章

わたしたちは、白鳥湾の美しい自然のなかで、たくましく発展している港湾と商工業のまち、室蘭の市民です。

わたしたちは、このまちを愛し、市民であることに、誇りと、責任をもち、さらに、豊かな未来をめざし、ここに市民憲章を定めます。

1 健康で働き、明るく楽しい家庭をつくります。
1 老人をうやまい、子どもの夢をはぐくみ、あたたかい心のかようまちをつくります。
1 自然を愛し、環境をととのえ、緑豊かなまちをつくります。
1 のびゆく港と、産業を育て、未来を開く希望のまちをつくります。
1 きまりを守り、教養を深め、文化のかおりあふれるまちをつくります。
— 昭和47年8月1日制定[93]

都市宣言

  • スポーツ都市宣言(昭和57年10月10日制定)
  • 室蘭市いきいき明るい福祉都市宣言(平成6年3月31日制定)
  • 平和都市宣言(平成11年2月26日制定)
  • 「ものづくりのマチ」宣言(平成14年7月26日制定)
  • 安全安心都市宣言(平成19年10月9日制定)

脚注編集

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  1. ^ ふるさと室蘭ガイドブック, p. 1.
  2. ^ a b ふるさと室蘭ガイドブック, pp. 19-20.
  3. ^ a b ふるさと室蘭ガイドブック, p. 4.
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  14. ^ a b c ふるさと室蘭ガイドブック, pp. 17-18.
  15. ^ ふるさと室蘭ガイドブック, p. 19.
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参考資料編集

関連項目編集

外部リンク編集