モロコシハギ属 (唐土剥属、学名:Monacanthus)は、フグ目カワハギ科の一つ。インド洋と太平洋西部の熱帯海域に分布する。

モロコシハギ属
モロコシハギ Monacanthus chinensis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
: カワハギ科 Monacanthidae
: モロコシハギ属 Monacanthus
学名
Monacanthus
Bleeker, 1865
本文参照

形態

編集

体長は最小種で10cm、最大種で40cm。体型は側扁したやや細長い六角形で、腹部の膜状部分が発達する。膜状部分は可動性がある。腰骨の鞘状鱗はあまり発達しない。体色は変異が多い。第一背鰭の棘条は発達する。尾柄に数本の棘をもつ。

生態

編集

インド太平洋、大西洋の温帯域から熱帯域にかけて分布し、日本ではモロコシハギのみがごく稀に見られる。岩礁域や砂地、アマモ場に生息する。雑食性で、藻類や小型の生物を捕食する。幼魚はアマモ場で見られ、流れ藻に付着する場合もある。

分類

編集

2022年現在、モロコシハギ属には3種が属する[1]

人間との関係

編集

普通食用にはならない。アクアリウムで飼育される。

脚注

編集
  1. ^ Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2022). Species of Monacanthus in FishBase. October 2022 version.

関連項目

編集