ヤラー駅(ヤラーえき、タイ語:สถานีรถไฟยะลา)は、タイ王国南部ヤラー県ムアンヤラー郡にある、タイ国有鉄道南本線である。

ヤラー駅
ยะลา
Yala
バーンユポ (3.86 km)
(10.06 km) マイカーン
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ヤラー県
ムアンヤラー郡
北緯6度33分38秒 東経101度17分34秒 / 北緯6.56056度 東経101.29278度 / 6.56056; 101.29278
駅番号 4404
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 南本線
キロ程 1038.74 km(旧トンブリー駅起点)
電報略号 ยล.
駅構造 地上駅
ホーム 3面3線
開業年月日 1919年11月1日
テンプレートを表示

概要

編集

ヤラー駅は、タイ王国南部ヤラー県県庁所在地であり、人口約16万人が暮らすムアンヤラー郡にあるタイ国有鉄道南本線の駅である。旧トンブリー駅より1038.74km地点に位置する。当駅に到着するバンコク発の列車は全てクルンテープ駅発であり、その乗車距離は1054.79kmであり、特急列車利用で15時間である。町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(西側)が、市街地である。

一等駅であり、1日に20本(10往復)の列車が発着しその内訳は、特急2往復、快速3往復、普通5往復である。

当駅の位置するヤラー県は、タイ南部の県の中で唯一海に面していない県である。

歴史

編集

タイ国有鉄道南本線の本格的な工事は北側1カ所(ペッチャブリー駅)、南側2カ所(ソンクラー駅カンタン駅)の3カ所より開始された[1]。その後南本線はウタパオ駅まで全通し、マレーシアの東海岸線と接続されるべくスンガイコーロック駅に向け工事が開始された。1919年11月1日に、バロ駅まで開通した事に伴い当駅が開業した。1921年9月17日スンガイコーロック駅まで全通し、南本線が完成した[2]

  • 1919年11月1日 【開業】クローンサイ駅 - バロ駅 (35.63km)
  • 1920年3月1日 【開業】バロ駅 - タンヨンマット駅 (37.8km)
  • 1921年9月17日 【開業】タンヨンマット駅 - スンガイコーロック駅 (43.49km)

駅構造

編集

単式及び島式2面の複合型ホーム3面3線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺

編集
  • ラックムアン(国礎柱)(2.5km)
  • クーハーピムック寺院(ワット・クーハーピムック)(8km)

脚注

編集
  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.31
  2. ^ 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.232

参考文献

編集
  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

編集