ヤン・ヴェルナー
ヤン・ヴェルナー(Jan Werner、1946年7月25日- )は、ポーランドの陸上競技選手。1976年モントリオールオリンピックの銀メダリストである。
獲得メダル | ||
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ポーランド | ||
陸上競技 | ||
オリンピック | ||
銀 | 1976 モントリオール | 男子 4×400m リレー |
ヨーロッパ陸上選手権 | ||
金 | 1966 ブダペスト | 4×400m リレー |
金 | 1969 アテネ | 400 m |
銅 | 1971 ヘルシンキ | 400 m |
銀 | 1971 ヘルシンキ | 4×400m リレー |
経歴
編集ヴェルナーは、1966年のヨーロッパ選手権に出場。初めての大きな国際舞台であった。この大会、200mは21.1秒で4位となったが、4×400mリレーでは、3分04秒5のポーランド新記録で、東西ドイツを押さえ金メダルを獲得した。
1968年メキシコシティーオリンピックでも400mと4×400mリレーに出場。400mは準決勝で5位に終わり決勝進出はならなかったが、4×400mリレーでは決勝に進出。アメリカ、ケニアに次いで銅メダルを西ドイツと争ったが、わずか10分の1秒の差で破れ、ポーランドは4位となり、惜しくもメダル獲得はならなかった。
1969年のヨーロッパ選手権では、ヴェルナーは400mで45秒7のタイムで1位となり、大きな国際大会の個人種目で初の金メダルを獲得した。しかし、4×400mリレーでは、メキシコ五輪と同様、3位を西ドイツと争い、3分03秒1で西ドイツと同タイムの接戦の上、メキシコのときと同じ4位に終わった。
1971年のヨーロッパ選手権では、400mで3位、4×400mリレーでも2位となり、オリンピック、ヨーロッパ選手権を通じて初めて両種目で表彰台に立った。
ヴェルナーは、1972年ミュンヘンオリンピックに2大会連続の出場を果たす。しかし、400mは準決勝敗退。4×400mリレーでも5位に終わり、前回大会の結果を下回る結果に終わった。
1976年、ヴェルナーは最後のオリンピックとなる、モントリオールオリンピックに出場を果たす。400mでは準決勝で45秒44の自己ベストを記録。2大会ぶりに決勝にこまを進めたものの、決勝は45.68秒で8位に終わった。しかし、次いで出場した4×400mリレーでは、ヴェルナーのほか、イェジー・ピェトシク、リシャルト・ポドラス、ズビクニェフ・ヤレムスキの若いチームで挑み、アメリカに次いで銀メダルを獲得。ヴェルナーにとってはじめてのオリンピックのメダルとなった。
主な実績
編集年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 |
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1966 | ヨーロッパ陸上選手権 | ブダペスト(ハンガリー) | 200m | 4位 | 21秒1 |
1966 | ヨーロッパ陸上選手権 | ブダペスト(ハンガリー) | 4×400mリレー | 1位 | 3分04秒5 |
1968 | オリンピック | メキシコシティ(メキシコ) | 4×400mリレー | 4位 | 3分00秒5 |
1969 | ヨーロッパ室内陸上選手権 | ベオグラード(ユーゴスラビア) | 400m | 2位 | 47秒4 |
1969 | ヨーロッパ陸上選手権 | アテネ(ギリシャ) | 400m | 1位 | 45秒75 |
1971 | ヨーロッパ陸上選手権 | ヘルシンキ(フィンランド) | 400m | 3位 | 45秒56 |
1971 | ヨーロッパ陸上選手権 | ヘルシンキ(フィンランド) | 4×400mリレー | 2位 | 3分03秒6 |
1972 | オリンピック | ミュンヘン(西ドイツ) | 4×400mリレー | 5位 | 3分01秒1 |
1976 | オリンピック | モントリオール(カナダ) | 4×400mリレー | 2位 | 3分01秒43 |
外部リンク
編集- ヤン・ヴェルナー - 国際オリンピック委員会
- ヤン・ヴェルナー - オリンピックチャンネル
- ヤン・ヴェルナー - Olympedia
- ヤン・ヴェルナー - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ
- ヤン・ヴェルナー - 国際陸上競技連盟