ライブ・アット・リッツ

ライブ・アット・リッツ[注釈 1]』(原題:Live at the Ritz)は、ロン・ウッドボ・ディドリー[注釈 2]が連名で1987年に録音・1988年に発表したライブ・アルバム

ライブ・アット・リッツ
ロン・ウッド&ボ・ディドリーライブ・アルバム
リリース
録音 1987年11月 ニューヨーク ザ・リッツ[2]
ジャンル ブルースロックンロール
時間
レーベル ビクター音楽産業
プロデュース ロン・ウッド、マーティン・アダム[2]
チャート最高順位
  • 40位(日本[1]
ロン・ウッド アルバム 年表
1234
(1981年)
ライブ・アット・リッツ
(1988年)
スライド・オン・ディス
(1992年)
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解説 編集

ウッドとディドリーは、1987年11月4日から25日にかけてアメリカ・ツアーを行い[3]、本作にはニューヨーク公演のライブ音源が収録された。なお、両名は1988年3月に日本ツアーを行っている[4]

ディドリーの曲のうち「クラッキン・アップ」は、ウッド加入後のローリング・ストーンズもライブで演奏しており、ライブ・アルバム『ラヴ・ユー・ライヴ』(1977年)に収録された[5]。「プリンス」はウッドのソロ・ギターによる曲で、フェイセズのアルバム『ファースト・ステップ』収録曲「アラウンド・ザ・プリンス」が元になっているが、「ガソリン・アレイ」、「アメイジング・グレイス」、「放蕩むすこ」といった曲のフレーズも挿入されている[6]。「マネー・トゥ・ロニー」は、ディドリーがウッドのために書き下ろした新曲である[6]

当初は日本で独占発売され[7]、1992年にはヴィクトリー・ミュージックよりアメリカやヨーロッパでも発売された[8]。日本のオリコンLPチャートでは4週トップ100入りし、最高40位を記録した[1]

収録曲 編集

特記なき楽曲はエラス・マクダニエル(ボ・ディドリー)作。

Side 1
  1. ロード・ランナー - "Road Runner" - 3:25
  2. アイム・ア・マン - "I'm a Man" - 7:10
  3. クラッキン・アップ - "Crackin' Up" - 8:37
  4. ヘイ!ボー・ディドリー - "Hey Bo Diddley" - 2:47
Side 2
  1. プリンス - "Plynth / Water Down The Drain" (Ron Wood, Rod Stewart, Nicky Hopkins) - 5:01
  2. ウー・ラ・ラ - "Ooh La La" (R. Wood, Ronnie Lane) - 3:54
  3. アウトローズ - "They Don't Make Outlaws Like They Used to" (R. Wood, Jim Ford) - 4:12
  4. ホンキー・トンク・ウィメン - "Honky Tonk Women" (Mick Jagger, Keith Richards) - 4:02
  5. マネー・トゥ・ロニー - "Money to Ronnie" - 4:33

CDボーナス・トラック 編集

  1. フー・ドゥ・ユー・ラブ - "Who Do You Love" - 7:50

参加ミュージシャン 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 日本初回盤LP (VILZ-28122)、日本初回盤CD (VDPZ-1329)の帯に準拠。
  2. ^ 日本初回盤LP (VILZ-28122)、日本初回盤CD (VDPZ-1329)の帯ではボー・ディドリーと表記されている。

出典 編集

  1. ^ a b c 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』オリジナルコンフィデンス、1990年、324頁。ISBN 4-87131-025-6 
  2. ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
  3. ^ Chronicle 1987”. Time Is On Our Side. 2023年7月2日閲覧。
  4. ^ Chronicle 1988”. Time Is On Our Side. 2023年7月2日閲覧。
  5. ^ Crackin' Up”. Time Is On Our Side. 2023年7月2日閲覧。
  6. ^ a b 日本盤CD (VDP-1329)ライナーノーツ(藤田正)
  7. ^ 日本初回盤LP (VILZ-28122)帯
  8. ^ Ronnie Wood & Bo Diddley - Live At The Ritz | Releases | Discogs