雪かき車 > ラッセル車

ラッセル車(ラッセルしゃ)とは、除雪用車両の一種である[1]。「ラッセル」とは、ラッセル車の開発元である米国ラッセル社に由来する。

稼動中のラッセル車 DE15形ディーゼル機関車(北海道宗谷本線 下沼駅-豊富駅間)
JR化後に新製されたラッセル車 キヤ143形気動車

概略 編集

車両の前方に排雪板(ブレード)を装着し、進行方向の片側もしくは両側にを掻き分ける。雪が少ない地域や豪雪地域の初期除雪に活躍する。

豪雪時など、雪を押しつけたり排雪したりするスペースが無くなる場合には運用できない。その場合には、ロータリー車で投雪するか、ブルドーザーなどの重機で掻き壊してトラックなどで排雪することとなる。

道路ではモーターグレーダーなどが用いられる。鉄道では雪掻車キ100形ディーゼル機関車の先頭部にラッセル装置を取り付けたDD15形ディーゼル機関車ディーゼル機関車の前後にラッセルヘッド車を連結したDE15形ディーゼル機関車などがある。

脚注 編集

  1. ^ 登場100周年を迎えた雪かき車”. 交通新聞. 2023年2月3日閲覧。

関連項目 編集