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リアリズム演劇(-えんげき)は、19世紀以降の近代劇で、リアリズム(写実主義)を志向した演劇のこと。

19世紀フランスでアンドレ・アントワーヌが始めた自由劇場がリアリズム演劇運動の先駆である。アントワーヌは、エミール・ゾライプセンらの作品を上演し、わざとらしい演技を排し、作り物でない演劇、個人と社会の矛盾などを描き、真の人生に迫る演劇を目指した。こうした自由劇場の運動は各国に大きな反響を呼んだ。

「近代劇の父」といわれるイプセンをはじめ、ハウプトマンチェーホフなどの作品がリアリズム演劇とされる。また、スタニスラフスキー・システムはリアリズム演劇の実践論とされる(時折誤解されるが、リアリズム演劇は日常の生活や会話をそのまま再現することではない)。

日本の新劇運動(小山内薫自由劇場など)も、イプセンらの翻訳劇を上演することから始まり、当初からリアリズム演劇を志向していた。

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