リビングストン郡 (ルイジアナ州)

ルイジアナ州の郡

リビングストン郡: Livingston Parish)は、アメリカ合衆国ルイジアナ州の中央部東に位置するである。人口は14万2282人(2020年)[1]郡庁所在地リビングストン、同郡で人口最大の町はデナムスプリングスである。

ルイジアナ州リビングストン郡
リビングストン郡の位置を示したルイジアナ州の地図
郡のルイジアナ州内の位置
ルイジアナ州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1832年2月10日
郡名の由来 アメリカ合衆国国務長官 エドワード・リヴィングストン
郡庁所在地 リビングストン
最大の都市 デナムスプリングス
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

1,820 km2 (703 mi2)
1,678 km2 (648 mi2)
142 km2 (55 mi2), 7.80%
人口
 - (2020年)
 - 密度

142,282人
標準時 中部: UTC-6/-5
ウェブサイト www.livingstonparishla.gov

リビングストン郡はバトンルージュ都市圏に属している。

歴史

編集

リビングストン郡の郡名は、ルイジアナ州出身の法学者かつ政治家で、1825年のルイジアナ民法典策定に貢献したエドワード・リヴィングストンに因むものである。

地理

編集

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は703平方マイル (1,821 km2)であり、このうち陸地648平方マイル (1,678 km2)、水域は55平方マイル (142 km2)で水域率は7.80%である[2]

主要高規格道路

編集
  •   州間高速道路12号線
  •   アメリカ国道190号線
  •   ルイジアナ州道16号線
  •   ルイジアナ州道22号線
  •   ルイジアナ州道40号線
  •   ルイジアナ州道42号線
  •   ルイジアナ州道43号線
  •   ルイジアナ州道63号線
  •   ルイジアナ州道444号線

隣接する郡

編集
 
スコット・M・ペリルー、ルイジアナ州第21司法地区の地区検事、リビングストン郡以外にセントヘレナ郡タンギパホア郡が含まれる

経済

編集

リビングストン郡には国内の重力波天文台2つのうち1つがある。この施設は宇宙の重力波を検出し、科学的研究のためにこれを利用するものである[3]

人口動態

編集
人口
19008,100
191010,62731.2%
192011,6439.6%
193018,20656.4%
194017,790−2.3%
195020,05412.7%
196026,97434.5%
197036,51135.4%
198058,80661.1%
199070,52619.9%
200091,81430.2%
2010128,02639.4%
2020142,28211.1%
Livingston Parish Census Data[4]2010[5]

以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 91,814人
  • 世帯数: 32,630 世帯
  • 家族数: 25,549 家族
  • 人口密度: 55人/km2(142人/mi2
  • 住居数: 36,212軒
  • 住居密度: 22軒/km2(56軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 29.5%
  • 18-24歳: 9.1%
  • 25-44歳: 31.5%
  • 45-64歳: 21.4%
  • 65歳以上: 8.5%
  • 年齢の中央値: 33歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 98.5
    • 18歳以上: 94.5

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 41.6%
  • 結婚・同居している夫婦: 63.1%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 10.7%
  • 非家族世帯: 21.7%
  • 単身世帯: 18.2%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 6.5%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.80人
    • 家族: 3.17人

収入

編集

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 38,887米ドル
    • 家族: 44,071米ドル
    • 性別
      • 男性: 36,508米ドル
      • 女性: 22,325米ドル
  • 人口1人あたり収入: 16,282米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 11.4%
    • 対家族数: 9.1%
    • 18歳未満: 11.7%
    • 65歳以上: 15.8%

2001年8月時点で、43,800人が郡内で雇用され、失業率は4.8%だった。ハリケーン・カトリーナは郡の人口に大きな影響を与えた。影響の大きかった郡部の住人が家族ごとリビングストン郡地域に移ってくることが多く、郡人口を著しく増加させた。

郡政府

編集

リビングストン郡は自治憲章によって郡政委員会・郡長方式を採用している。郡長は郡政府行政府の長であり、郡政委員会は立法府である[6]

郡内は9つの地区に小分割され、それぞれの地区に人口が等しく収まるように調整されている。この地区から各1人の郡政委員が選出される。

2004年と2008年の大統領選挙

編集

近年のリビングストン郡は、ルイジアナ州で、かつアメリカ合衆国でも最大級に共和党の強い地盤になってきた。2004年の大統領選挙では、共和党のジョージ・W・ブッシュが77%、33,976票を獲得し、対する民主党ジョン・ケリーは22%、9,895票だった[7]。2008年の大統領選挙ではさらに加速し、民主党のバラク・オバマに総投票数の13%、6,681票しか得られなかったのに対し、共和党のジョン・マケインは85%、43,269票だった。

都市と町

編集
 
リビングストン郡図
  • フレンチセトルメント
  • キリアン
  • スプリングフィールド
  • ウォーカー

未編入の町

編集
  • ホールデン
  • モーリパス
  • コリエル
  • サツマ
  • ワトソン

教育

編集

リビングストン郡教育学区が地元の公立学校を運営している。

脚注

編集
  1. ^ Quickfacts.census.gov”. 15 Nov 2023閲覧。
  2. ^ Census 2000 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年2月13日閲覧。
  3. ^ LIGO
  4. ^ United States Census Bureau. “Louisiana Population of Counties by Decennial Census: 1900 to 1990”. 2008年2月2日閲覧。
  5. ^ Census shows shift”. 30 Nov 2023閲覧。
  6. ^ Louisiana Parish Government Structure, Louisiana Police Jury
  7. ^ David Leip. “Dave Leip's Atlas of U.S. Presidential Elections”. Uselectionatlas.org. 2010年7月22日閲覧。

外部リンク

編集

地理

座標: 北緯30度26分 西経90度44分 / 北緯30.44度 西経90.73度 / 30.44; -90.73