リュディノフスキー機関車工場

リュディノフスキー機関車工場(リュディノフスキーきかんしゃこうじょう)(ロシア語: Людиновский тепловозостроительный завод、ЛТЗ)は、ロシア連邦カルーガ州リュディノヴォ市英語版[1]に本社を持つ公共株式会社(ОАО)。主にディーゼル機関車の製造を行う工業製品メーカーで、シナラ・トランスポート・マシーンズ(Синара-Транспортные Машины)の子会社である[2][3]

リュディノフスキー機関車工場
Людиновский тепловозостроительный завод
種類 公共株式会社
本社所在地 ロシアの旗 ロシア
カルーガ州リュディノヴォ英語版
設立 1732年
業種 輸送用機器
事業内容 鉄道車両ディーゼル機関車)の製造・販売
関係する人物 ニキータ・ニキチッチ・デミドフ(創業者)
外部リンク http://www.ludtz.ru/
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概要

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リュディノフスキー機関車工場のルーツは、1732年に設立され1745年から操業を開始した、鉄鉱石の採掘や鋳鉄の製錬、金属製品の生産を業務としたリュディノフスキー製鉄所(Людиновский железоделательный)に遡る。1840年代からはモスクワ - ペテルブルク間の鉄道用の蒸気エンジンや線路の製造を開始し、1870年以降蒸気機関車の量産を開始した。以降は入換・小運転用や産業鉄道向けに400 - 500馬力の蒸気機関車の製造が1959年まで続けられ、それと並行して蒸気ボイラーやラジエーター、ストーブ、調理器具など建物の部品や日用品としての金属製品の生産も行われた[2][3]

1957年には社名を現在のリュディノフスキー機関車工場に改め、ディーゼル機関車の生産を開始した。当初はトルクコンバータを備えた液体式ディーゼル機関車を専門に製造していたが、1974年TEM7形以降は電気式ディーゼル機関車の開発・生産も実施している。これらの車両はソ連およびCISバルト三国に留まらず、フランス韓国エジプトイランパキスタンユーゴスラビアポーランドトルコモンゴルブルガリアキューバなど世界中に導入されている。また1990年代以降は事業用車両の生産も実施している[2][3]

2007年以降はシナラ・グループ英語版の一部門であるシナラ・トランスポート・マシーンズ(Синара-Транспортные Машины)の傘下企業となり、工場の近代化が実施されている[3]

主要製品

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TGM3形
 
TGM4形
 
TGM4B形
 
TG16形
 
TG16M形
 
TEM7A形
 
TEM14形
 
TERA形

ディーゼル機関車

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液体式

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電気式

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気動車

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事業用車

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その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ ゼネラル・モーターズ(GM)との共同開発。

出典

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