ルムンバの叫び(原題 Lumumba)は、1960年6月30日、現在のコンゴ民主共和国ベルギー植民地から独立する前後数ヶ月を扱う映画

ルムンバの叫び
Lumumba
監督 ラウル・ペック
脚本 ラウル・ペック
パスカル・ボニゼール
製作総指揮 ジャック・ビドゥー
出演者 エリック・エブアニー
アレックス・デカス
マカ・コットー
音楽 ジャン・クロード・プティ
撮影 ベルナール・リュティック
編集 ジャック・コメッツ
公開 フランスの旗 2000年5月14日
日本の旗 2001年9月15日
上映時間 115分
製作国 フランスの旗 フランス
ベルギーの旗 ベルギー
ドイツの旗 ドイツ
ハイチの旗 ハイチ
言語 フランス語
リンガラ語
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $684,000[1]
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撮影当時コンゴ民主共和国が社会的不安定であった為に、撮影はジンバブエベイラモザンビーク)で行われた。

2000年5月14日カンヌ映画祭で初演、ベルギー、フランス、スイスアメリカカナダ映画祭で上演。

ビデオ邦題は『暗殺前夜 ルムンバの叫び』。後にDVD化された際に『ルムンバの叫び』の邦題に戻った。

キャスト 編集

議論 編集

2002年HBOがこの映画を放映しようとした時[2]フランク・カールッチ(元アメリカ合衆国国防長官、政策顧問)は劇中での自分への言及を削除するように働きかけ、論争を引き起こした。

問題となったのは、ベルギーとコンゴの政府当局者がルムンバの殺害を決定するシーンであった。このシーンへの意見を求められたカールッチは、アメリカ政府が他国の内政問題に関与するようなことはないとつぶやいた。当時、在コンゴ米大使館の二等書記官であったカールッチは、ルムンバの殺害において何らかの役割を果たしたことを否定し、「そのシーンは偏向しており、でたらめであり、中傷的である。そのような出来事は決して起こらなかった、卑劣である」と語った。

一説によると、HBOでの放映時、カールッチは自分が出てくるシーンを削除させたとされる[3]。あるいは、問題のシーンは削除されず、劇中において「カールッチ」という単語をビープ音で消し、エンドロールの名前を消しただけであるとする説もある[4]

脚註 編集

  1. ^ http://imdb.com/title/tt0246765/business
  2. ^ http://www.hbo.com/films/lumumba/index.html
  3. ^ Shorrock, Tim (2002年3月14日). “Company Man”. The Nation. http://www.thenation.com/doc/20020325/shorrock20020314 2006年8月26日閲覧。 
  4. ^ Laurier, Joanne (2002年3月15日). “"Carlucci" bleeped from HBO version of Lumumba”. World Socialist Web Site. 2006年8月26日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集