ル・グラン=マデュー
ル・グラン=マデュー (Le Grand-Madieu、オック語のマルシュ方言:Lo Grand Mas Diu[2])は、フランス、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏、シャラント県のコミューン。
Le Grand-Madieu | |
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行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏 |
県 (département) |
シャラント県 |
郡 (arrondissement) | コンフォラン郡 |
小郡 (canton) | シャラント=ボニウール小郡 |
INSEEコード | 16157 |
郵便番号 | 16450 |
市長(任期) |
ジャン=クロード・メニエ (2014年-2020年) |
自治体間連合 (fr) | fr:Communauté de communes de Haute-Charente |
人口動態 | |
人口 |
173人 (2016年) |
人口密度 | 21人/km2 |
住民の呼称 | Madieusains[1] |
地理 | |
座標 | 北緯45度56分27秒 東経0度26分44秒 / 北緯45.9408度 東経0.4456度座標: 北緯45度56分27秒 東経0度26分44秒 / 北緯45.9408度 東経0.4456度 |
標高 |
平均:m 最低:124 m 最高:191 m |
面積 | 8.40km2 |
地理
編集ル・グラン=マデューは県北東部にあるコミューンで、小郡庁所在地サン=クローの北5km、アングレームの北東39kmのところにある。シャンパーニュ=ムトンの南6km、ルマジエール=ルベールから12km、シャスヌイユから13km、郡庁のあるコンフォランから19km、マンルとリュフェックから22kmである[3]。
コミューンに通じ、コミューンと交差する道路は、サン=クローからシャンパーニュ=ムトンへ南北に通過するD28号線、そしてヴァランスを経由してトロワ=シェヌへ東西に向かうD15号線である。アングレームからコンフォラン、ベラックへ向かうD951号線、および中央ヨーロッパ・アトランティック道はコミューンの南東5kmのところを通過する。
最寄りの鉄道駅はルマジエール=ルベール駅で、アングレームとリモージュまで向かうTERの路線が停車する。
地質学的には、シャラント県北部と同様に、コミューンはジュラ紀の石灰岩で構成されるアキテーヌ盆地の中にある。特に、コミューン南部を占めるのはバジョシアン(fr)である。ジュラ紀初期の地層は南東端で始まる。変質岩と、中央高地からもたらされた第三紀の堆積物の広範囲な広がりは、燧石を含む粘土と大理石混じりの粘土となって、コミューン面積の大部分である高原を覆う[4] · [5] · [6]。
コミューンの地形は平均標高160mで、南へ向かって傾斜した、かなり標高の高い高原である。最も標高が高いのは、パニソー近くの県南東部、191mの地点である。最低地点は124mで、高架橋の近く、ソネットとの境界となっているコミューン南端の地点である。町中心部は標高173mである。
コミューンは全体が高原の上にある。これは、シャラント川支流ソン・ソネット川とアルジャントール川の流域を切り離している。ソネット川はコミューン南端の境界線となって、サン=クローのコミューンからル・グラン=マデューを切り離している。
由来
編集古いつづりはMansus Dei(記された日付は不明)であった。le mas Dieuとは『神の家』を表している。masはラテン語のmansusで、中世に『開発された農村』を意味し[7]、オック語で『農村の住居』を意味するようになった[8]。ル・グラン=マデューは、テンプル騎士団のコマンドリーが置かれた重要な場所だった[9]。
コミューンは、シャラント県の東部1/3を占めるオック語地域にあり、マルシュ方言が話される[10]。
歴史
編集中世のル・グラン=マデューは、セルフルアンと同様に、サンティアゴの聖域を目指す巡礼者や、サントの聖ユトロープの聖遺物を詣でようとする巡礼者が歩く、東西方向に向かう二次元的な道の途上にあった[11]。
ル・グラン=マデューは、ル・プティ=マデュー(ルマジエール=ルベール所在)、シャンボン(サン=モーリス=デ=リオン所在)とともに建設された、聖ヨハネ騎士団の重要なコマンドリーだった。コマンドリーの起源はテンプル騎士団で、16世紀から城代の称号を持った。
16世紀、ル・グラン=マデューの司令官は、司法を行使するためセネシャルと財務検察官を任命していた。
20世紀前半、コミューンはルマジエールにあるリュフェック鉄道が通っていた。駅は、ル・グラン=マデューの村とサン・ローラン・ド・セリスの中間にあった[12]。
人口統計
編集2016年時点のコミューン人口は173人で[13]、2011年時点の人口より13.82%増加した。
1962年 | 1968年 | 1975年 | 1982年 | 1990年 | 1999年 | 2005年 | 2016年 |
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250 | 205 | 208 | 188 | 170 | 149 | 169 | 173 |
参照元:1962年から1999年までは複数コミューンに住所登録をする者の重複分を除いたもの。それ以降は当該コミューンの人口統計によるもの。1999年までEHESS/Cassini[14]、2006年以降INSEE[15][16]
史跡
編集古いコマンドリーに属したものとして、サン・ジャン・バティスト教会がある。教会の北東側にある建物は現在廃墟である。12世紀後半に建てられたこの教区教会は、かつてコマンドリーの教会だった。1973年より歴史的記念物となっている[17]。
ソネット高架橋の名で知られる鉄道の高架橋は、リュフェックとルマジエールをつなぐ鉄道路線の一部としてソネット川に架けられ、1902年から1905年に建設された。1950年代以降もはや鉄道は通っていない。長さは195.50m、高さは26.30mである。橋脚は10本、アーチは11か所である。2004年から歴史的記念物となった[18]。
脚注
編集- ^ Site habitants.fr (2013). "Les gentilés de Charente". 2014年12月13日閲覧。
- ^ Jean Urroz (2005). "Les noms des communes en Charente occitane". 2014年12月14日閲覧。
- ^ Distances orthodromiques prises sous ACME Mapper
- ^ Carte du BRGM sous Géoportail
- ^ Visualisateur Infoterre, site du BRGM
- ^ {{{1}}} (PDF) BRGM (1983). "Notice de la feuille de Confolens" (PDF). Infoterre. 2011年11月3日閲覧。
- ^ Albert Dauzat et Charles Rostaing, Dictionnaire étymologique des noms de lieux en France, Paris, Librairie Guénégaud, 1989 (1re éd. 1963), 738 p. (ISBN 2-85023-076-6), p. 439.
- ^ Ernest Nègre, Toponymie générale de la France : étymologie de 35 000 noms de lieux, vol. 3 : Formations dialectales (suite) ; formations françaises, Genève, Librairie Droz, coll. « Publications romanes et françaises » (no 195), 1991, 1852 p., p. 1523.
- ^ Jean Talbert, Origine des noms de lieux, 1928
- ^ Jean-Hippolyte Michon, Statistique monumentale de la Charente, Paris, Derache (réimprimé en 1980 par Bruno Sépulchre, Paris), 1844, 334 p., p. 55
- ^ Joël Guitton et al., Les chemins de Saint-Jacques en Charente, éditions Sud Ouest, 2010, 254 p. (ISBN 978-2-8177-0053-3,
- ^ Jules Martin-Buchey, Géographie historique et communale de la Charente, édité par l'auteur, Châteauneuf, 1914-1917 (réimpr. Bruno Sépulchre, Paris, 1984), 422 p., p. 193
- ^ Population municipale légale en vigueur au 1er janvier 2019, millésimée 2016, définie dans les limites territoriales en vigueur au 1er janvier 2018, date de référence statistique : 1er janvier 2016.
- ^ http://cassini.ehess.fr/cassini/fr/html/fiche.php?select_resultat=21508
- ^ https://www.insee.fr/fr/statistiques/3293086?geo=COM-16157
- ^ http://www.insee.fr
- ^ http://www2.culture.gouv.fr/public/mistral/merimee_fr?ACTION=CHERCHER&FIELD_1=REF&VALUE_1=PA00104381
- ^ http://www2.culture.gouv.fr/public/mistral/merimee_fr?ACTION=CHERCHER&FIELD_1=REF&VALUE_1=PA16000031