三国橋 (渡良瀬川)
埼玉県・茨城県の橋
三国橋(みくにばし)は、渡良瀬川にかかる橋である。埼玉県加須市向古河から茨城県古河市桜町を結ぶ。通過している路線は、国道354号と栃木・群馬・埼玉・茨城県道9号佐野古河線である。
三国橋 | |
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三国橋 | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 茨城県古河市 - 埼玉県加須市間 |
交差物件 | 渡良瀬川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 |
国道354号 栃木県道・群馬県道・埼玉県道・茨城県道9号佐野古河線 |
管理者 | 茨城県境工事事務所 道路管理課 |
施工者 | 川田工業 |
竣工 | 1968年 |
開通 | 1968年 |
座標 | 北緯36度11分34.1秒 東経139度41分30.9秒 / 北緯36.192806度 東経139.691917度座標: 北緯36度11分34.1秒 東経139度41分30.9秒 / 北緯36.192806度 東経139.691917度 |
構造諸元 | |
形式 | 下路式平行弦ワーレントラス |
全長 | 547 m |
幅 | 11 m |
地図 | |
三国橋の位置 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集国道354号が渡良瀬川を跨ぐ地点に架かっている。慢性的な交通渋滞緩和のために、下流に国道354号バイパスとして新三国橋が建設された。
なお古くから、思川が合流するこの地点は古河の渡しと呼ばれた渡良瀬川の渡河点であり、下総国・上野国・武蔵国を連絡していた。『万葉集』には3首が詠われている。
初代の橋は現在の橋よりも上流の渡良瀬川と思川の合流地点付近(現在は茨城・栃木・埼玉の県境が交差する地点)に架けられた船橋(せんきょう)であった。下総国(茨城県)、下野国(栃木県)、武蔵国(埼玉県)の三国を跨ぐことから、三国橋と命名された。
その後1931年(昭和6年)7月7日に3代目となる橋が永久橋として架けられ[1][2]、その橋の老朽化に伴い1968年(昭和43年)11月11日に4代目となる現在の橋が架設された[3]。4代目橋の供用当時、道路の路線名としては、県道佐野古河線・古河羽生線・北大桑古河線の各路線が重用する橋としている[3]。三国橋の管理者は茨城県知事で、協議により管理費は埼玉・茨城両県で折半としている[4]。
構造
編集下路式平行弦ワーレントラス、11スパン(鋼桁4連+トラス3連+鋼桁4連)長さ547メートル、幅員11メートル(車道7メートル、歩道2メートル×2)[5]
風景
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右岸下流側より
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左岸下流側より
隣の橋
編集脚注
編集- ^ 橋梁年表「三国橋」 - 土木学会図書館
- ^ 『本邦道路橋輯攬第3輯』三国橋 諸元 (PDF) - 土木学会図書館
- ^ a b “道路の区域変更・道路の供用開始(昭和43年11月11日 茨城県告示第1290・1291号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5657号: pp. pp. 6–7, (1968年11月11日)
- ^ “県道佐野古河線三国橋の管理方法についての埼玉県知事との協議の一部変更(昭和43年6月10日 茨城県告示695号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5613号: pp. pp. 4–5, (1968年6月10日)
- ^ 三国橋1969-3 - 土木学会付属土木図書館、2015年8月13日閲覧。
関連文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 戦前土木絵葉書ライブラリ - 土木学会図書館(1931年当時の三国橋の写真が掲載されている。)
- 三国橋 - ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分) - 有限会社フカダソフト(きまぐれ旅写真館)