丸の内仲通りビル(まるのうちなかどおりビル)は、東京都千代田区丸の内二丁目に所在するオフィスビルである。旧名称は三菱電機ビルヂング。

丸の内仲通りビル
情報
旧名称 三菱電機ビルヂング
用途 オフィス、店舗
施工 大林組
建築主 三菱地所
延床面積 44,307 m² [1]
※13403坪
階数 地下3階、地上10階
着工 1960年12月14日
竣工 1963年1月16日
改築 1971年3月[2]
所在地 100-0005
東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
座標 北緯35度40分48.7秒 東経139度45分45.2秒 / 北緯35.680194度 東経139.762556度 / 35.680194; 139.762556 (丸の内仲通りビル)座標: 北緯35度40分48.7秒 東経139度45分45.2秒 / 北緯35.680194度 東経139.762556度 / 35.680194; 139.762556 (丸の内仲通りビル)
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歴史 編集

1960年代、丸の内地区のオフィス需要は旺盛で、供給が逼迫していた。これに応じるべく、三菱地所1917年(大正6年)竣工の三菱仲13号館1955年昭和10年)竣工の仲13号館別館、1922年竣工の東京電力丸ノ内変電所の建て替えを計画した。仲13号館別館を解体してその跡地の地下に変電所を建設し、その後仲13号館と旧変電所を解体して新ビルを建設することを検討したが、北隣の三菱仲15号館のテナントの日立製作所が第三大手町ビル(のちの日本ビルヂング)への移転を承諾したため、仲15号館を含めた計画に変更された。1960年12月14日、仲13号館別館の解体に着手。同館にあった養和会剣道場や弓道場三菱本館に仮移転した。1961年には仲13号館と仲15号館の解体を開始。仲15号館では解体を前に、東京消防庁の協力により大掛かりな火災実験が行われた。新たなビルは1963年1月16日に竣工。地下には2万kVAの高圧変電所が設けられた。三菱電機本社が入居したことから「三菱電機ビルヂング」と命名されたが、2005年11月に三菱電機は東京ビルディングに移転し[3]、ビルの名称は「丸の内仲通りビル」に改められた[1]1980年1981年に西隣に竣工した岸本ビルヂング丸の内三井ビルとは一体化が図られ、地下駐車場の出入口を共用とするなどの工夫が図られた[4]

脚注 編集

  1. ^ a b 『丸の内百年の歩み 三菱地所社史下巻』p108-110
  2. ^ 大丸有MAP(大丸有まちづくり協議会)
  3. ^ 2005年会社経歴書 (PDF) (三菱電機)
  4. ^ 『丸の内百年の歩み 三菱地所社史下巻』p345-346

参考文献 編集

  • 三菱地所『丸の内百年の歩み 三菱地所社史下巻』1993年3月6日、108-110頁。 

外部リンク 編集