久屋駅(ひさやえき)は、かつて愛知県名古屋市中区久屋町及び南外堀町(現三の丸三丁目内)にあった名古屋鉄道瀬戸線廃駅)である。

久屋駅
ひさや
Hisaya
大津町 (0.2 km)
(0.7 km) 東大手
所在地 名古屋市中区久屋町
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 瀬戸線
キロ程 1.2 km(堀川起点)
駅構造 地上駅掘割構造
開業年月日 1911年(明治44年)10月1日
備考 戦時中の駅統廃合にともなう廃止。
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盛土らしき物が残るサンチャインカーブ付近の廃線跡(2008年撮影)
盛土らしき物が残るサンチャインカーブ付近の廃線跡(2008年撮影)
2024年撮影
2024年撮影

駅概要

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概説

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瀬戸線の外堀区間、現在の久屋橋のふもとあたりにあった駅である。栄町駅乗り入れ区間は、当駅跡のほぼ地下を走る。

現在の名古屋市営地下鉄名城線桜通線久屋大通駅とは、ともに久屋大通(駅存在当時の町名は、久屋町)に沿った位置にあるというだけで、まったく無関係である。

サンチャインカーブ

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久屋駅のすぐ東には、外堀の南東隅部の角に沿ったためにできたS字の急カーブ区間があり、曲線半径が60mだったことから、ヤード・ポンド法の3チェーン(1チェーンが約20m)からとって、サンチャインカーブなどと呼ばれていた。

歴史

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隣の駅

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名古屋鉄道(名鉄)
瀬戸線
本町駅 - 大津町駅 - (久屋駅) - (東大手駅) - 土居下駅

脚注

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  1. ^ 松永直幸「名鉄沿線 歴史のある風景 補遺」『鉄道ピクトリアル』第864巻、電気車研究会、2012年7月、149頁。