井元正流

昭和時代の政治家。医師

井元 正流(いのもと まさる、1913年(大正2年)5月28日[1][2] - 2008年(平成20年)7月8日[3])は、昭和時代の政治家医師鹿児島県西之表市長。

経歴 編集

西之表市出身[2]。井元出千代・ヨ子の三男[1]1936年(昭和11年)東京医学専門学校卒業[1][2]

駿河台病院、立川飛行機病院に勤務[2]1943年(昭和18年)5月27日に応召され、近衛騎兵連隊附軍医となる[2][3]

1945年(昭和21年)9月6日をもって応召を終える[3]1946年(昭和21年)2月11日、西之表市に井元医院を開業[2][3]1951年(昭和26年)年4月23日から1955年(昭和30年)4月29日まで西之表町議会議員[3]1961年(昭和36年)12月23日から(昭和47年)1月12日まで西之表市教育委員会委員長[3]

1973年(昭和48年)4月2日から3期にわたり西之表市長を務め[3]1985年(昭和60年)3月に引退した[2]。同年、勲四等瑞宝章受章[3]1990年(平成2年)12月31日限りで井元医院の院長を退く[3]1998年(平成10年)西之表市名誉市民[3]2008年(平成20年)7月8日死去[3]、95歳。死没日をもって正八位から従五位に叙される[4]

ほか、日本ポルトガル協会理事、熊毛振興協議会会長、日本離島振興協議会副会長、種子島国際友好協会会長、熊毛文学会会長などを歴任した[2][3]

著作 編集

  • 他監修『目で見る種子島・屋久島の100年』郷土出版社、2004年。
  • 『種子島人列伝』南方新社、2003年。
  • 『種子島』春苑堂、1999年。
  • 『種子島今むかし』八重岳書房、1994年。

脚注 編集

  1. ^ a b c 人事興信所 1975, い62頁.
  2. ^ a b c d e f g h 日外アソシエーツ 1999, 55頁.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 広報にしおもて 市政の窓” (PDF). 西之表市役所. p. 7 (2008年9月). 2022年2月9日閲覧。
  4. ^ 『官報』第4881号9頁 平成20年7月30日号

参考文献 編集

  • 人事興信所 編『人事興信録 第28版 上』人事興信所、1975年。 
  • 日外アソシエーツ 編『現代政治家人名事典』日外アソシエーツ、1999年。ISBN 481691529X