京地どり(きょうじどり)は、京都府が高品質な国産ブランド鶏肉を生み出すべく、1989年平成元年)より畜産技術センターと共同研究・開発した比較的新しい地鶏品種[1][2]

その際、2系統の鶏が作出されたが、現在は片方に絞られた。飼育の難しさから一時生産農家数が1戸まで落ちたが、現在は3戸に増加した(年間生産羽数 約16000羽)。それぞれが、独自の飼育方法で飼養しており、大きく3つの京地どりに分かれる。

2017年から品種の見直しが行われ、2年にわたる試験、試食を行い2019年後半より新系統の京地どりの生産が開始され、切り替えが行われた。

品種系統

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地鶏要件

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  • 京地どりの在来種由来血液百分率は100%(地鶏定義 50%以上)
  • 京地どりの飼養密度 育雛期を除き、1㎡当たり8羽以下(地鶏定義 10羽以下)
  • 京地どりの飼育日数 100日以上 (地鶏定義 75日以上)

生産地

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  • 京都府(南丹市・福知山)

種類

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  • 南丹市で生産される京地どりは2種類
    • 美山産 京地どり(南丹市美山町)
      特徴 - 市販飼料に飼料米等をブレンドした自家配合飼料。
    • 匠京地どり(南丹市美山町)
      特徴 - 抗生物質を使わず、飼料米を主体とした国産自給飼料率99%の完全自家配合飼料。120日以上飼育され脂身が白い。
  • 福知山市で生産される京地どり
    • 福知山産 京地どり(福知山市)
      特徴 - 京地どり専用飼料給与に自家生産した無農薬飼料米を配合。

脚注

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