京都市道184号宇多野吉祥院線

京都市の道路

京都市道184号宇多野吉祥院線(きょうとしどう184ごう うたのきっしょういんせん)は、京都府京都市右京区宇多野福王子町(福王子交差点)から同市南区吉祥院池ノ内町(葛野大路九条交差点[注釈 1])に至る主要地方道である京都市道

主要地方道
都道府県道184号標識
  • 京都市道184号宇多野吉祥院線
  • 主要地方道宇多野吉祥院線
総延長 6,964.7 m[1]
制定年 1954年建設省指定、京都市認定
起点 京都府京都市右京区宇多野福王子町
終点 京都府京都市南区吉祥院池ノ内町
接続する
主な道路
記法
都道府県道29号標識
京都府道29号宇多野嵐山山田線
都道府県道183号標識
京都市道183号衣笠宇多野線
国道162号
都道府県道187号標識
京都市道187号鹿ヶ谷嵐山線
都道府県道186号標識
京都市道186号嵐山祇園線
国道9号
国道171号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

概要

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京都市右京区宇多野福王子町17番地地先(福王子交差点)から、京都市南区吉祥院池ノ内町1番地地先(葛野大路九条交差点)に至る、総延長 6,964.7メートル[1]。 別名、天神川通(葛野中通) - 八条通 - 葛野大路通

路線データ

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京都市公報[2]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史

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本路線は、道路法(昭和27年法律第180号)第56条の規定に基づき、京都市道の宇多野太秦線、御室川西岸線、天神川西岸線、京都府道の京都停車場線梅ノ宮線、京都大原野線、京都市道の葛野大路の各一部を主要な市道として1954年(昭和29年)に指定された[3]

1954年(昭和29年)の指定当時、国道162号は、西大路通一条通を経由しており、山陰本線丸太町通を跨ぐ双ヶ岡高架橋やそれに接続する道路は開通していなかった。この葛野中通(天神川通)を延伸する「双ヶ岡立体交差」は1963年(昭和38年)11月に着工されるが、途中双ヶ岡の保存の観点から文化財保護法の現状変更に係る許可が下りないなどにより1966年(昭和41年)に中断することになった。その後許可を得て再開ののち双ヶ岡高架橋(橋長188.5メートル)が1968年(昭和43年)4月に竣工し、双ヶ岡立体交差は1969年(昭和44年)4月に開通した[4][5]。その後、同区間は国道162号に指定され現在に至っている。この双ヶ岡立体交差開通前に路線指定された本路線(宇多野吉祥院線)の道筋は、双ヶ岡高架橋を通らずに福王子交差点と山陰本線以南の天神川通(葛野中通)を結ぶものになっている。

年表

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  • 1954年昭和29年)1月20日
    建設省(当時)が宇多野吉祥院線を主要地方道として指定[3]
  • 1954年(昭和29年)3月11日
    京都市が市道4路線と府道2路線の各一部を宇多野吉祥院線として主要地方道認定[2]

路線状況

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重複区間

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地理

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通過する自治体

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接続する道路

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沿線

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脚注

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注釈

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  1. ^ 京都市内の交差点名は交差する通りの名称を合成したものにより表されることがあり、この「葛野大路九条」は、「葛野大路通」と「九条通」の交差点名を表している。(→「京都市内の通り#交差点」を参照。)[]
  2. ^ 1955年(昭和30年)9月1日に下京区から南区が分区し、以降は南区に所属。認定当時は下京区に所属。

出典

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  1. ^ a b 京都市建設局土木管理部道路明示課 編『道路現況表 令和6年4月1日現在』、68頁。 同資料は京都市情報公開コーナーで閲覧可能。また、「京都市道路情報等提供システム」からも確認可能である。(京都市道路情報等提供システム”. 2025年6月11日閲覧。
  2. ^ a b “道路法第八条の規定に基く主要地方道路線認定(昭和29年3月11日京都市告示第127号)”, 京都市公報 (京都市) 第1713号: p. 94, (1954年3月11日) 
  3. ^ a b “道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道(昭和29年1月20日建設省告示第16号)”, 官報 (国立印刷局) 号外第2号: pp. 1-28, (1954年1月20日) 
  4. ^ 建設局小史編さん委員会 編「道路整備の進捗」『建設行政のあゆみ -京都市建設局小史-』京都市建設局、1983年、115頁。doi:10.11501/9671879 
  5. ^ 建設局小史編さん委員会 編「主要橋りょう一覧」『建設行政のあゆみ -京都市建設局小史-』京都市建設局、1983年、315頁。doi:10.11501/9671879 

関連項目

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外部リンク

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