信州味噌ラーメン(しんしゅうみそラーメン)は、長野県ご当地ラーメン[1]

概要 編集

信州味噌ラーメンの歴史は2015年日清食品から発売されたカップ麺に端を発する(後述#定義参照)[2]

信州味噌を使用した味噌ラーメンであるが、麺やスープの方向性は提供する店ごとに様々である[1]

スープが濃厚な仕上がりであることが多い[1]

定義 編集

長野県内のラーメン店39店舗からなる「信州麺友会」と日清食品がコラボレーションした際に、以下の3条件を満たすラーメンだけを「信州味噌ラーメン」と定義した[2][3]

  1. 長野県内産の信州味噌を100%使用する。
  2. 信州リンゴを隠し味に使用する。
  3. 大きく刻んだネギを使用する。

2015年2月に日清食品から発売されたカップ麺「麺ニッポン 信州味噌ラーメン」もこの定義に沿うものである[2][3]

商品展開 編集

  • 2015年2月 - 日清食品から「麺ニッポン 信州味噌ラーメン」が発売される[3]
  • 2021年1月 - ローソン気むずかし家が監修した「頑固麺飯魂 気むずかし家監修 信州味噌ラーメン」が期間限定発売される[4]
  • 2021年10月 - ローソンで麺匠佐蔵が監修した「信州味噌ラーメン」が同年11月中旬まで販売される[5]
  • 2020年8月 - カップ麺のニュータッチ「凄麺」信州味噌ラーメン(ヤマダイ)が発売される。2022年4月までに240万食を売り上げた[6][7]
  • 2023年4月 - ローソンで気むずかし家が監修した「気むずかし家監修 信州味噌ラーメン」が期間限定発売される[4]

その他 編集

  • 上記の定義によらず、信州味噌を使用したラーメンは、田所商店のような長野県外に拠点を置く大手ラーメンチェーンでも提供されている[8]
  • 長野県内においても佐久地域安養寺ラーメンのように、上記の定義によらず信州味噌を使用したご当地ラーメンがある。

出典 編集

  1. ^ a b c 「全国王道ラーメン網羅ガイド」『モトツーリング』3月号、内外出版社、2023年、87頁。 
  2. ^ a b c オサーン (2020年9月13日). “野沢菜、信州味噌、八幡屋礒五郎... 地元民なら必食?長野への愛が凄まじいご当地カップ麺が存在していた”. Jタウンネット. 2023年8月12日閲覧。
  3. ^ a b c 「信州味噌ラーメン」誕生 日清と麺友会がコラボ、観光誘客に期待」『産経新聞』、2015年1月20日。2023年8月12日閲覧。
  4. ^ a b 長野県の人気ラーメン店とコラボ 「気むずかし家監修 信州味噌らーめん」発売」『沖縄タイムス』、2023年4月24日。2023年8月12日閲覧。
  5. ^ 「麺匠佐蔵」監修の「信州味噌ラーメン」  ローソンが1都9県で販売 11月中旬までの予定」『信濃毎日新聞』、2021年10月13日。2023年8月12日閲覧。
  6. ^ ニュータッチ「凄麺」信州味噌ラーメン 2年弱で240万食達成」『信濃毎日新聞』、2022年4月29日。2023年8月12日閲覧。
  7. ^ ご当地カップラーメン 「信州味噌」240万食販売 商品開発に協力」『毎日新聞』、2022年5月26日。2023年8月12日閲覧。
  8. ^ お品書き”. トライ・インターナショナル. 2023年10月1日閲覧。