出雲大東窯(いずもだいとうがま)は、島根県雲南市大東町で焼かれる焼き物。

概要編集

同地(当時は大東町)は戦時中、兵器部品の原料としてモリブデン鉱石の需要が高まっており、大東鉱山を始めとした大東町の鉱山も盛んに採掘され、日本のモリブデンの総産出量の66%を占めていた。だが、鉱石の減少や貿易の自由化により安く入手できる外国産に押され、閉山に追い込まれた。

大東鉱山は、昭和60年頃まで採掘が続いていたが閉山。出雲大東窯は、この大東鉱山(太陽鉱工株式会社)の敷地内にこの会社の大東鉱業所の所長が昭和46~48年に開窯した。 出雲大東窯で使われる釉薬には、ここのモリブデンが使われており、翡翠色鶯色などの素朴で温かみのある焼き物が魅力で、日用雑器や茶器、壺などの器が作られている。