利島 康司(としま こうじ、1941年6月11日 - )は、日本の経営者安川電機社長、会長を務めた。福岡県出身[1][2]

来歴・人物

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福岡県立小倉高校を経て[3]、1964年に慶應義塾大学法学部法律学科を卒業し、同年に安川電機製作所(のちの安川電機)に入社した[2][1]。1992年9月に理事に就任。1995年にロボット事業部長に就任し、年間15億円の赤字をだすロボット事業部を黒字に変えた[4]。取締役、常務、専務を経て、2004年3月に社長に就任した[1][2]。2010年6月に会長に就任した[1]

2018年4月に旭日中綬章を受章[5]

利島のロボット事業戦略

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ロボット事業は、赤字を垂れ流す「お荷物事業部」だった。そんな赤字事業を世界トップに変えた利島の戦略・・・それは「御用聞き営業」と「若手活用」。「犬のように嗅ぎ回れ!」。利島は顧客のニーズを徹底的に調べることを"御用聞き"と名付けて営業手法を改革。さらに若手社員はのびのびと創造力を伸ばして育てた。その結果、赤字のロボット事業は年間840億円を売り上げる安川の主力事業に生まれ変わった[4]

テレビ番組

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  • カンブリア宮殿 「ロボットで世界一をめざせ! ~"ロボット社長"が語る若手社員の育て方~」(2009年2月9日、テレビ東京)- 安川電機 社長 利島康司氏出演[4]

書籍

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著書

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脚注

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