割
概説編集
1割は十分の一に等しい。漢数字の小数では「分(ぶ)」に等しい。SI接頭辞ではd(デシ)に、パーセント表示では10%に当たる。パーセントが百分率であるように、割は十分率である。
例えば定価から 2/10 の値引きをした値段は2割引、打率が 3/10 以上である打者を3割打者というように用いられる。
1割 (十分の一) より小さい端数がある割合、たとえば0.327は、3割2分7厘のように漢数字の小数を用いる。
なお、分・厘・毛はそれぞれ1⁄10・1⁄100・1⁄1000を表す漢数字である。「割」と共に「分」が用いられる場合に、「分 = 百分の一」と誤解されることがあるが、そうではなく「分 = 割の十分の一」として使われているのである(詳細は、分 (数)#百分の一を意味するとの誤解を参照のこと)。
漢字「割」の本来の意味は「わる」「さく」で、「十分の一」の意味は(また「割合」の意味も「割り算」の意味も)日本独自の国訓である。