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勝山左義長(かつやまさぎちょう)は、福井県勝山市で毎年2月最終土日にかけて行なわれている左義長であり、福井県を代表する祭りである。

2008年平成20年)2月22日に福井県の無形民俗文化財に指定[1]されている。

左義長ばやし

目次

概要編集

福井県勝山市では市内最大の祭りである。 「お囃子」「絵行灯」「作り物」「押し絵」「短冊」などが2日間かけて行われる。 江戸時代には正月14日・15日行われていた。明治以降新暦の2月14日・15日になったが、年によっては雪が多いことがあり雪の少なくなる24日・25日に変わった。昭和57年から、2月最終土日になった。

お囃子は「勝山左義長ばやし」とよばれ、市内に12基の高さ6mの見事な櫓が建ち、その上で色とりどりの長襦袢を着てお囃子を行う。お囃子では三味線、しの笛、鉦で「蝶よ花よ花よのねんね まだ乳のむか 乳くびはなせ」という特徴のある唄にあわせて太鼓を打つ。

起源編集

古来より全国で行われている左義長であるが、勝山では小笠原氏が勝山藩に入封(1691年)より盛んに行われたとあるが、小笠原氏が入封300年のイベントから言われだした。ただし慶長8年(1603年)の文献にはすでに左義長についての記述がされている。勝山町史稿説より

勝山左義長の行われている地区編集

勝山町の、上袋田区、下袋田区、上郡区、上後区、中後区、下後区、上長渕区、下長渕区、富田区、沢区、芳野区、立川区、元町2丁目区、の13地区が行い、そのうち富田区を除く12地区が櫓(やぐら)を建てて、勝山左義長ばやしを行っている。

まつりの概要編集

 
勝山左義長で飾られている短冊と御神体
 
勝山左義長のドンド焼
  • 勝山左義長ばやしは、三味線、しの笛、鉦で「蝶よ花よ花よのねんね まだ乳のむか 乳くびはなせ」という特徴のある唄にあわせて太鼓を打つ。いわゆる「浮き太鼓」が特徴
  • 絵行灯は、その時代を風刺した川柳と絵を組み合わせて行灯に描き町内に掛ける。ユーモアと洒落が大切で、過去にはかなり卑猥な表現もされた。
  • 作り物は、身近にある品物で、その年の干支などを「にわか」的につくる。昔の農機具や古道具などが使われる。いかに単純に作って表現するかが重要とされる。
  • 押し絵は、綿をつめた布張りの飾り物で、過去には女性の花嫁修業として盛んに行われていた。
  • 短冊は、主に緑、黄、赤の短冊をまつりを行う地区に飾り付ける。五行思想による色で昭和55年までは地区ごとに色が違っていたが、昭和57年から1週間前から飾るようになりコーティングされた短冊を大量購入で安くするために上袋田と下袋田を除いて緑、黄、赤の短冊になった。下袋田は白、緑、黄、赤、上袋田は白、青、赤である。上袋田は明治に出来た区で新たに短冊の色を決めたが白は雪、青は空、赤は火を表している。
  • ドンド焼は、まつり最終日の夜、各町内にある御神体(松飾り)を九頭竜川河原に集めていっせいに点火する。

補足編集

地元ではサギッチョと呼んでいる。

勝山左義長まつり実行委員会では「勝山左義長まつり」と呼んでいる。

椎名誠が「ニッポンありゃまあお祭り紀行」カラット発行にて勝山左義長を絶賛している。平成22年2月27日に勝山市より「かつやま"左義長"大使」に委嘱される。

住民少ない地区では区費として1世帯あたり年間3万円徴収されるところや、短冊つり、御神体作りなど今後できないと思っている人が多い。

脚注編集

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  1. ^ 福井県の文化財「勝山左義長」”. 福井県. 2016年12月23日閲覧。

外部リンク編集