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愛宕山から望む伊木山周辺の各務原台地

各務原台地(かかみがはらだいち)は、濃尾平野北部に位置し、岐阜県各務原市に広がる台地である。

概況編集

全域が岐阜県各務原市に属し、木曽川の北岸に位置する。

かつての木曽川の河岸段丘の低位面であり、高さは現在の河川敷より5~10m高い。文献により異なるが、北は各務山、南は伊木山三井山、東は鵜沼羽場町、西は那加新加納町へと広がり、東西約9.5km、南北約2km、面積約1900haである。標高は60m~20mであり、東が高く西が低い。

表層は黒ボク土という、火山灰土。その下には軽石を含む砂礫層になっている(各務原層という)。この中には、御嶽山から木曽川を流れ下った火山泥流も含まれている。新しい崖では、地層の様子が観察できる。黒ボク土は一見黒土であり、農業に適しているように見えるが、黒ボク土は強い酸性土壌(pH6)の為、かつては耕作には全く適さなかった。

歴史編集

炉畑遺跡、三ツ池遺跡、星塚遺跡といった縄文時代の遺跡が数多く発見されており、5000年前から人々が住んでいた。

古くはこの台地を「各務野」「鏡野」と呼んでいた。ある言い伝えでは、一帯が原野だったため、蚊が蓑のように集ることから「かがみの」と呼ばれたという。農業に適さないため、かっては原野が広がり、明治時代まではせいぜい農耕馬の飼料や堆肥用の草刈場であった。

 
愛宕山から望む岐阜基地

明治以後は、1879年に手付かずの原野を利用して、陸軍の演習場が開設され、1917年6月16日に陸軍各務原飛行場(現在の航空自衛隊岐阜基地)が開設した。また、川崎重工業航空宇宙カンパニー(現在の川崎重工業航空宇宙システムカンパニー)製作所などが設置されて急速に発展した。

戦後は航空宇宙産業、自動車産業の発展の結果、各務原市の工業出荷額の半分以上を占める土地になった。

近年は、住宅地としての開発が進んでいる。また、土地改良も進み、鮮やかな赤色の各務原にんじんを全国でも珍しい二期作で栽培している。

関連項目編集