和田菜穂子

日本の建築史家

和田 菜穂子(わだ なほこ)は、日本の建築史家北欧と日本の近代住宅史を専門とする[1]

和田 菜穂子
人物情報
全名 和田 菜穂子
生誕 日本の旗 日本 新潟県
出身校 青山学院大学
慶應義塾大学大学院
学問
研究分野 北欧と日本の近代住宅史
学位 博士(学術)
公式サイト
http://www.nahoko-wada.com/
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経歴 編集

新潟県に生まれる[1]。1992年、青山学院大学経営学部経営学科を卒業する。2000年から2001年にかけて、黒川紀章建築都市設計事務所で秘書を務める。2003年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程を修了する。2004年から2005年にかけて、神奈川県立近代美術館学芸員を務める[2]

2006年、同大学院政策・メディア研究科博士課程を単位取得退学する。2006年から2008年にかけて、コペンハーゲン大学大学院人文学部の客員研究員を務める[2][3]。2007年、慶應義塾大学より博士(学術)を取得する[2][4]。2008年から2009年にかけて、慶應義塾大学グローバルCOE研究員を務める[2]

2008年から2009年にかけて、再び神奈川県立近代美術館で学芸員を務める[2][3]。2009年から2014年にかけて、東北芸術工科大学教養教育センター/美術館大学センターの准教授を務める。2009年より、慶應義塾大学文学部の非常勤講師を務めている。2015年から2016年にかけて、東京藝術大学大学院美術研究科の特任准教授を務める[2]

2016年、一般社団法人東京建築アクセスポイントを設立し、代表理事に就任する[1][5]。2016年より、慶應義塾大学理工学部の非常勤講師を務めている。2019年より、中央大学文学部の非常勤講師を務めている[2][6]。2021年より、清泉女子大学の非常勤講師を務めている。2022年より、東京家政大学家政学部造形表現学科准教授を務めている。

著作 編集

  • 近代ニッポンの水まわり 台所・風呂・洗濯のデザイン半世紀(2008年 学芸出版社)
  • アルネ・ヤコブセン 時代を超えた造形美(2010年 学芸出版社)
  • 北欧モダンハウス 建築家が愛した自邸と別荘(2012年 学芸出版社)
  • 北欧建築紀行 幸せのかけらを探して(2013年 山川出版社)
  • アルヴァ・アアルト もうひとつの自然(2018年 国書刊行会)
  • ウッツォンの窓の家 マヨルカ島の《キャン・リス》をめぐる断章(2019年 彰国社)
  • 山手線の名建築さんぽ(2022年 エクスナレッジ)

脚注 編集

  1. ^ a b c 和田菜穂子(建築史家)”. 一般財団法人窓研究所. 2019年10月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Profile”. 和田菜穂子. 2019年10月13日閲覧。
  3. ^ a b 美術館大学センタースタッフ”. 東北芸術工科大学. 2019年10月13日閲覧。
  4. ^ 東京駅で建築講座 2”. 丹青社. 2019年10月13日閲覧。
  5. ^ 東京・品川の名建築を1日だけ特別公開!”. マガジンハウス. 2019年10月13日閲覧。
  6. ^ 設立メンバー”. 一般社団法人東京建築アクセスポイント. 2019年10月13日閲覧。