国際連合によるヨーロッパの区分(北ヨーロッパは青)[1]
  北ヨーロッパ

北欧(ほくおう、英語: Nordic countries, Nordic region北欧語: Norden)は、北ヨーロッパのなかで、文化・歴史的な共通点でくくられた地域である。

目次

「北欧」と「北ヨーロッパ」編集

「欧」とは「欧州・欧羅巴(ヨーロッパ)」の意であり、日本語では「北欧」と「北ヨーロッパ」に明確な字義の違いはなく、しばしば同義語とされる。

ノルウェースウェーデンデンマークフィンランドに、バルト三国エストニアラトヴィアリトアニア)、ブリテン諸島アイスランドを含む[2]

日本では、北欧諸国と表記する場合もある。

北欧理事会編集

次の五ヶ国三地域が北欧理事会 (Nordic Council) 加盟国となっている。

このうちスウェーデン、デンマーク、ノルウェーの三ヶ国は特にスカンディナヴィアと呼ばれる。ただし、現代の北欧の人々は外交上あるいは学術上といった公的な場を除いて、北欧 (Nordic) とスカンディナヴィアを峻別せず混同することが多い。

特徴編集

北欧諸国は、歴史・文化・社会等に共通点が多い。

言語・民族的には、フィンランド・バルト三国を除き、北ゲルマン語を話す北ゲルマン系民族である。北ゲルマン語は北欧語・ノルディック語・ノルド語とも呼ばれ、非常に似ているデンマーク語スウェーデン語ノルウェー語アイスランド語およびフェロー語等の総称である。また逆に、北ゲルマン語は北欧諸国以外ではほとんど話されず、北ゲルマン系民族は北欧諸国以外にはほとんど居住しない。

フィンランドの多数民族はウラル系スオミ人である。スオミ人の固有の文化はゲルマン民族とは大きく違い、隣国ロシア国境地帯のカレリア人フィンランド湾対岸のエストニア人と共通点が多い。しかし、フィンランドは旧スウェーデン領なので北ゲルマン文化の影響を強く受け、少数民族としてスウェーデン系フィンランド人もおり、スオミ語だけでなくスウェーデン語も公用語になっている。

また、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド(およびロシア)の北部一帯のラップランドに、やはりウラル系のサーミが少数民族として住む。グリーンランドにはエスキモー系のカラーリットが住み、デンマーク全体では少数民族だがグリーンランドでは多数民族である。

宗教は、キリスト教プロテスタント系のルーテル教会の割合が非常に高い。

国旗は「スカンディナヴィア十字」と呼ばれる左寄りの十字を使っている国が多い。

歴史編集

近世まではデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの3国が北欧諸国だった。ただし、地域としては現在のアイスランド(旧デンマーク領)やフィンランド(旧スウェーデン領)も含み、ソ連崩壊後は独立したバルト三国も含むようになった。

政治編集

北欧に関する語録編集

脚注編集

  1. ^ Standard Country and Area Codes Classifications (M49)”. 国連統計部. 2008年6月25日閲覧。
  2. ^ 国際連合統計局の分類より。地図 および次の「Northern Europe」参照 [1] 2011年2月17日. 2011年4月2日閲覧。
    なお、バルト三国は、日本の外務省欧州局では西欧課が担当する。外務省欧州局 2011年4月2日閲覧。

関連項目編集