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国家情報長官室の紋章

アメリカ合衆国国家情報長官(アメリカがっしゅうこくこっかじょうほうちょうかん、英語: Director of National Intelligence、略称:DNI)は、アメリカ合衆国連邦政府において情報機関を統括をする閣僚級の高官である。インテリジェンス・コミュニティーを統括し、アメリカ連邦政府の16の情報機関の人事・予算を統括する権限をもつ。

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設置の経緯編集

以前はCIA長官中央情報長官を兼ね、インテリジェンス・コミュニティーの統括も行っていた。しかし、中央情報長官はCIAの長官でもあるため、自分の統括する組織であるCIAの指揮に集中してしまったり、情報活動の8割以上を行っている国防総省との対立が原因でインテリジェンス・コミュニティーの指揮や調整の役割を果たしていなかった。また、同時多発テロを防げなかった一因に情報機関の連携不足が指摘されている。そこで、2004年に情報改革とテロ予防法(The Intelligence Reform and Terrorism Prevention Act of 2004)により国家安全保障法が改正され国家情報長官が設置され、副長官には国防総省の情報活動を重視する当時のジョージ・W・ブッシュ政権の意向を受けてNSA長官だったマイケル・ヘイデンが就任した。CIA長官は中央情報長官と呼ばれ、CIA(中央情報局)とインテリジェンス・コミュニティー両方の指揮を行っていたが、国家情報長官はインテリジェンス・コミュニティーの指揮に専念することになり、CIA長官は中央情報長官からCIA専属の長官となった。

役割編集

国家情報長官は大統領国家安全保障会議の情報顧問であり、インテリジェンス・コミュニティー国家テロ対策センターを統括する。連邦政府の16の情報機関の人事と予算を統括する権限がある。しかし、各情報機関への指揮権は不明である。

毎朝、諜報機関が収集した情報をまとめた機密文書大統領日報(President's Daily Brief)を大統領に報告する[1]。この大統領日報は、大統領と大統領が承認した人物のみ閲覧できる。

歴代国家情報長官編集

出典編集

外部リンク編集