国鉄ヒ150形貨車
国鉄ヒ150形貨車(こくてつヒ150がたかしゃ)は、かつて鉄道省及び1949年(昭和24年)6月1日以降は日本国有鉄道(国鉄)に在籍した事業用貨車(控車)である。
国鉄ヒ150形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | 控車 |
運用者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
所有者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
種車 | テト8256形 |
改造所 | 鷹取工場 |
改造年 | 1928年(昭和3年) |
改造数 | 10両 |
消滅 | 1949年(昭和24年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 5,892 mm |
全幅 | 2,286 mm |
全高 | 1,035 mm |
自重 | 4.3 t - 4.8 t |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 3,353 mm |
最高速度 | 65 km/h |
概要
編集航送車両の鉄道連絡船への積み下ろし作業用の控車として1928年(昭和3年)1月下旬にテト8256形を種車に10両が製作された。形式名はヒ1100形(ヒ1100 - ヒ1109→ヒ150 - ヒ159)と定められたが、同年5月の車両称号規程改正によりヒ150形に変更された。
改造工事は鷹取工場にて行われ、神戸局に配属された。詳細な図面、写真等の資料が未発見のため不明点が多々存在する。
1949年(昭和24年)度に最後まで在籍した車両が廃車となり同時に形式消滅となった。
車番履歴
編集テト8256形 | ヒ1100形 | ヒ150形 |
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テト8380 | ヒ1100 | ヒ150 |
テト8275 | ヒ1101 | ヒ151 |
テト8346 | ヒ1102 | ヒ152 |
テト8386 | ヒ1103 | ヒ153 |
テト8374 | ヒ1104 | ヒ154 |
テト8267 | ヒ1105 | ヒ155 |
テト8288 | ヒ1106 | ヒ156 |
テト8295 | ヒ1107 | ヒ157 |
テト8378 | ヒ1108 | ヒ158 |
テト8381 | ヒ1109 | ヒ159 |
脚注
編集参考文献
編集- 貨車技術発達史編纂委員会『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。
- 吉岡心平『控車のすべて』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 221〉、2018年1月1日。ISBN 978-4-7770-5420-6。