土合古墳群(つちあいこふんぐん)は、埼玉県さいたま市桜区中島にある6世紀後半から7世紀前半ごろの古墳時代古墳群。一部の古墳はさいたま市指定史跡に指定されている。

土合古墳群
本杢古墳
所在地 埼玉県さいたま市桜区中島
位置 北緯35度52分01.4秒 東経139度37分24.8秒 / 北緯35.867056度 東経139.623556度 / 35.867056; 139.623556座標: 北緯35度52分01.4秒 東経139度37分24.8秒 / 北緯35.867056度 東経139.623556度 / 35.867056; 139.623556
規模 方墳1基・円墳2基(現存数)
築造時期 6世紀後半から7世紀前半
史跡
  • 本杢古墳、1971年(昭和46年)2月11日市指定[1]
  • 神明神社古墳、1981年(昭和56年)4月4日市指定[2]
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土合古墳群の位置(埼玉県内)
土合古墳群
土合古墳群
埼玉県内の位置
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概要 編集

入間川流路沿いに点在する古墳群のひとつである。現在は流路は宅地化しているが、合野谷排水路や白幡沼などに当時の名残が残されている。北から本杢古墳(ほんもくこふん)、日向古墳(ひなたこふん)、神明神社古墳(しんめいじんじゃこふん)が現存している。このほかにも消滅した古墳があったようで、1980年(昭和55年)本杢南の水道工事中に円筒埴輪がまとまって出土している。古墳群の名称はかつての土合村から由来している。

古墳 編集

本杢古墳
1971年(昭和46年)2月11日付で浦和市(当時)指定史跡に指定された[1]。当初直径30メートル程度の円墳と思われていたが、1992年(平成4年)の発掘調査により一辺20メートル、幅1.5メートルの周溝をもつ方墳であることが確かめられた。埴輪が出土していないことから、7世紀初頭以降の築造とみられる。
神明神社古墳
1981年(昭和56年)4月4日付けで浦和市(当時)指定史跡に指定された[2]。直径33メートル、高さ4.5メートルの円墳。
日向古墳
直径15メートル、高さ2メートルの円墳。墳頂に古峯神社が祀られている。

脚注 編集

  1. ^ a b 教育委員会事務局生涯学習部文化財保護課 (2020年10月16日). “文化財紹介 本杢古墳”. さいたま市. 2022年6月25日閲覧。
  2. ^ a b 教育委員会事務局生涯学習部文化財保護課 (2014年1月16日). “文化財紹介 神明神社古墳”. さいたま市. 2022年6月25日閲覧。

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集